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日本ソフトテニス連盟 さんが 2018年3月1日 に登録
2018年2月号② 国際大会レポート ~第18回 アジア競技大会プレ大会~第3回 インドネシアオープンソフトテニス大会(2)
自分を大きく成長させてくれた国別対抗戦の韓国戦

吉田美穂(主将3年)

初めての国際大会は新鮮で自信になった大会でした。
国別対抗戦では韓国戦のシングルスに出場しました。第1ダブルスで髙井・菊地ペアがファイナルで敗れ、あとがなくなった私はやれるだけやろうと試合に挑みました。
試合開始1本目は、相手のダブルフォールトからのスタートでした。韓国の選手が1本目でダブルフォールトをするなど考えられなかったので、この時、相手も緊張しているのだと感じました。この1ポイントで気持ちが穏やかになり、私のペースで試合を運ぶことができました。
韓国は1ポイントごとに監督の指示があり、なにかしてくるのではないかという恐怖感がありましたが、それでも相手を左右に揺さぶりながらチャンスを確実に決めていきました。ゲームカウント3-1とリードで迎えた5ゲーム目。相手はあきらめかけていたのですが、他の韓国選手が応援に駆けつけたことによって粘りのテニスをするようになりました。私は弱気なプレーが増えてしまい、相手に攻撃され5ゲーム目を落としてしまいました。
チェンジサイズを迎え、武田監督に逆クロスが守り神とアドバイスをもらい、気持ちを切り替えて6ゲーム目に挑みました。『ファーストサービスが大事。逆クロスが守り神!』と自分に言い聞かせ、攻めのプレーをすることができ、勝利に繋げることができました。
この1勝は私を大きく成長させてくれた勝利になりました。このような経験をさせてくださった日本連盟と武田監督には感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

仲間と助け合ってつかんだ銀メダル

菊地はづき(3年)

初めての国際大会で緊張もありましたが、日本代表の自覚と責任を持って試合に臨みました。
国別対抗戦の準決勝で中華台北と当たり、1-1で迎えた第2ダブルスに出場しました。前半は相手前衛がレシーブアタックやサービスダッシュ後のローボレーが弱点であることに気づき、髙井と徹底的に攻めました。自分の前衛が攻められていることもあり、中盤に相手後衛が私を攻めてきたのですが、武田先生から守りを固めるようにアドバイスを貰っていたので決めることが出来ました。
最後まで攻めの姿勢を変えず、相手を冷静に分析出来たことが勝因だと思います。1日目の韓国戦で、負けたら終わりという重圧に耐えながらも勝ってくれた吉田には、本当に感謝しています。また、吉田が繋いでくれた大きな1勝を活かすことが出来て良かったです。
今大会を通して感じたことは、他国はカットサービスの精度が高く、後衛前衛ともに男子並みのストローク力があることです。また国によってプレースタイルが異なるので、その場の対応力と確かな分析力が大切だと感じました。
今後このような力を身につけていけるように、日々の練習から意識して取り組んでいきたいと思います。貴重な経験をさせて下さりありがとうございました。

国別対抗では準優勝という結果が納められてとても嬉しかった

那須暁帆(4年)

このような大会に参加でき、私の中でとても貴重な体験になりました。インドネシアでの大会では、初めてで少し不安がありました。気温が高かった為体調管理が大変でしたが、国別対抗では準優勝という結果が納められてとても嬉しかったです。
シングルス、ミックスダブルスはとても悔しい結果に終わってしまいましたが、たくさんのことを学ぶことができました。特に、韓国人選手のバックハンドストロークの技術を目のあたりにし、日本人選手との差を感じました。 
このインドネシアの経験を活かしてこれからもがんばりたいと思います。

支えてくれた全ての人に感謝を込めて

遠藤友子(4年)

武田先生から「インドネシアの大会に出場する?」と声をかけられてから、大学生最後の試合になると思い、両親に頑張ってくるから援助してほしいとお願いをした。
11月23日夜のミーティングでは、武田先生から「勝つ予想は1%ぐらいかな」と言われていたが、私は絶対に優勝したい、やってみないと分からないと思っていた。
準決勝の中華台北戦。私はとてもいい緊張で朝を迎えた。日本での練習時に、武田先生からラリー4本以内に勝負に行けと言われていたので、その言葉を思い出し、後衛前を取りに行き、敵の後衛に自分の存在を意識させることができた。
チェンジサイドの時に武田先生から、「敵の後衛ははずしのロブを打ってくるぞ」というアドバイスがあったので、そこを張りながら敵の後衛の分析をし、ゲームカウント⑤-0で勝利することができた。
決勝の韓国戦、パートナーの那須が打ったボールの落下地点に応じて、敵の後衛が配球を変えてくるということが分かり作戦を立てた 韓国からゲームカウント1-0、1-1、2-1、3-1、3-2、4-2、4-3でアドバンテージ日本。長いラリーが続いたときに私が逆クロスツイストをネットという痛恨のミスをして、負けてしまった。
国際大会という大きな舞台で、選手としてプレーさせていただくチャンスを下さった、日本連盟と武田先生、本当にありがとうございました。

これからも好奇心と探究心を持ち挑戦し続ける

髙井紀衣(2年)

今回、私はシングルス、ミックスダブルス、国別対抗戦の全種別に出場させて頂きました。大会を終えて印象に残っていることが2つあります。
1つ目は韓国の選手はバックハンドが上手く、日本の選手と対戦するときの作戦では通用しなかったことです。スイングがコンパクトで高いバウンドからも落とさず振り切っていました。チャンスボールをバックハンドでアタックするポイントもあったので、それだけバックハンドに自信を持っているのだと思いました。又、得意なプレーと苦手なプレーは違ってくるのでスタンダードなプレースタイルではなく相手によって配球を変える柔軟性が必要だということも感じました。
2つ目は勝利に対するこだわりが強いということです。各国の選手は足にテーピングを巻いていました。代表という責任を負っている分、必死に練習しているのだと分かりました。
又、私達は最新のラケットと綺麗なボールで練習し、ユニフォームを着て試合に出られています。すごく普通のことの様に思いますが、海外へ出ると、それがある環境では決して当たり前ではないということを認識させられました。技術だけでなく、生活の質も変え感謝して過ごして行きたいです。
今回の貴重な体験のお陰で関東学生インドア大会を優勝することができました。日本連盟と武田先生、本当にありがとうございました。また1つ人生が変わりました。これからも好奇心と探究心を持ち挑戦し続けていきます。


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記事提供:日本ソフトテニス連盟<機関紙2018年2月号より>
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