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日本ソフトテニス連盟 さんが 2018年1月30日 に登録
2018年1月号② 国際大会レポート ワタキューカップブラジルオープン2017&パラグアイ・イグアス市のソフトテニス指導普及活動(2)
ワタキューカップブラジル大会のシニアの部に参加して

松田 靖孝(北九州市ソフトテニス連盟顧問)

〈9月12日(火)〉
午後、笠井副会長と玉木国際委員からブラジルへの普及用テニス用具を受け取り、各人手分けして、4人はデルタ航空15時55分発デトロイト経由でサンパウロに向かいました。

〈9月13日(水)〉
7時50分にサンパウロ・グアルーリョス国際空港に到着。4月21日に野村ご夫妻と北九州・小倉駅で会って以来の再会でしたが、ブラジルでの再会は1986年8月以来で、当時のブラジル連盟の専務理事は現会長野村孝子さんの御主人通充さんでした。
話は31年前のことになりますが、野村専務理事がブラジルで南米選手権大会を開催し、日本選手団として福岡県チームが参加。
当時の中屋卯三郎副会長が団長となり伍堂輝雄会長ご夫妻も同行され、日本、ブラジル、ドミニカ、アメリカ、カナダが参加して、非常に盛り上りのある大会であったことが思い出されました。
13日の午後、勢揃いした11人の選手団は、翌14日パラグアイのイグアスソフトテニス連盟の指導のためパラグアイのイグアスへ。

〈9月14日(木)〉
イグアスの日系人のソフトテニス愛好者に対して午前中指導を行った。この日は平日のため、子供達は学校があるとのことで少し残念であったが、日本から50年から60年前に移住した高齢者で70歳から80歳の人達は今でも日本語でお互い話し合っているということで、やはり日本を愛しているなと実感しました。
この中にパラグアイの青年で日本語も話せる人がおられて、ブラジル大会に参加すると言っていた。日本にも是非行きたいとも話していたがソフトテニスが大好きだと言っていた。
午後は世界一の水量を誇るイグアスの滝を観光。

〈9月15日(金)〉
13時頃にサンパウロのグアルーリョス国際空港に帰着後、今回の会場となる「NIPPON COUNTRY CLUB」に行き、少しの練習の後オープニングセレモニーが開催された。
オープニングセレモニーには、今大会の参加国の7ヶ国(ブラジル、ポーランド、インド、パラグアイ、アルゼンチン、韓国、日本)から150人が参加。
役員、ボランティアの人等を合わせると総勢で約300人規模のVIPな大会となり、ブラジルソフトテニス連盟の方々の熱意がすごかった事を実感し、合わせて心より感謝を申し上げると共に賛辞を贈りたいと思います。

〈9月16日(土)、17日(日)〉
2日間の熱戦が繰り広げられました。特にブラジル連盟から多数の選手が出場していたことは、かつて世界大会で女子の部で4位迄になった実績に努力次第で復活する気運も伺えました。
シニアの男子の部は60歳以上1種別での試合で行われ、80歳以上1ペア、70歳以上1ペアが参加して行われましたが、いずれもポーランドのシニアになったばかりの選手の威力あるサービスに悩まされ、善戦するも2ペア共準決勝で敗退しました。
シニアミックスダブルスの部では、宮田啓資選手がブラジル選手とのペアで出場しましたが、惜しくも決勝戦4-⑤で敗退し2位に終わりました。
大会終了後は、表彰式とサヨナラパーティーが行われました。サヨナラパーティーの目玉はブラジルを最も象徴するサンバの踊りです。ブラジルの踊り子さんがビキニ姿で踊るサンバのリズムに合わせて、大会参加者も一緒になって夜遅くまで踊り続け楽しく陽気なパーティーで本当に良き思い出となる一夜でした。

〈9月18日(月)〉
ブラジル連盟の招待で、サンパウロからバスで5時間のリオデジャネイロの観光。ポン・デ・アスーカル(日本語に直訳すると「砂糖のパン」という意味)。そこから遠くに見えるキリスト像が見えるマルコボードの丘を眺めると、ブラジル国の雄大さを感じさせる景色でもあります。続いて昨年オリンピック会場の一部が見えるコパカバーナの海岸や、ブラジルで最も長いポンチ・ニチロイ(ラロイ橋)の見える所を観光。慌ただしい時間でしたが、感動する場所の多いブラジルを印象づけられました。

〈9月19日(火)〉
シニアの4人は夕方迄市内を散策。夜は1980年頃に一緒にテニスを楽しんだ20数名の方々が来て頂き、30年ぶりに会う人が殆どで本当に懐かしく嬉しい一夜となりました。

〈9月20日(水)〉
いよいよ日本へ帰る日。野村孝子さんがグアルーリヨス国際空港迄送って頂きお別れをしました。そして次の中国での世界大会の前後のどちらかで北九州市と親善試合をする旨をとりあえず話し合いました。

〈9月22日(金)〉
午後、無事に成田空港に到着。アッという間の10日間でしたが、良い機会をつくって頂いた(公財)日本ソフトテニス連盟の関係者のみなさまに心より感謝とお礼を申し上げます。

追伸:今回、私達4人が渡伯した話を聞いたシニアクラスのソフトテニス仲間が自分も行きたかったという人がかなりいたことから、出来れば2~3年後にシニアクラスだけでブラジルに行こうという話が出来そうです。

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