国際委員会は8つある専門委員会に属し、国際プロジェクトは、特別委員会(7)に属しています。
その使命・目的は、国内ソフトテニス振興策の基本方針の1つとして国際化を推進することにあります(ソフトテニスリーダー国として、国際化を積極的に推進する責任を負っているとの考えに基づいています)。
①国際大会の継続開催に関わる業務
現在の大きな公式国際大会は、4年に1度開催される大会として、アジア競技大会、世界選手権、アジア選手権、アジアカップがありますが(これらは同年には重ならない)、これらの公式大会が継続開催が出来るように、開催国の選定、日程の調整、費用の計画、調達などの運営面での準備、交渉を行っています(毎年大きな国際大会の開催の使命を負っている)。
【アジア競技大会】
オリンピックのアジア版といえる総合スポーツの祭典ですが、ソフトテニスは、他のメジャーなスポーツ(陸上や水泳等)と同様に、常に正式競技種目が約束されている訳ではありません。
開催国の組織委員会やOCA(Olympic Counsil of Asia:アジアオリンピック競技会)、JOC等に働きかけ、ロビー活動を行い、アジア競技大会の競技種目の地位を獲得しなければなりません。
因みに、2018年ジャカルタ・パレンバン(インドネシア)大会は正式競技が決定。2022年杭州市(中国)と2026年名古屋市(日本)でも正式競技の可能性が高い状況となっています。
【世界選手権】
ISTF(国際ソフトテニス連盟)主催の世界各国の代表選手が集まるソフトテニス界最大のイベント。2014年はインドのニューデリー、2018年は中国の台州市での開催が決定しています。
【アジア選手権】
2016年は、日本の千葉市で開催されましたが、2020年は未だ決定しておりません。現在、国際委員会のメンバーを中心に、候補国を絞り、施設視察や、経費検証、比較をして2017年中には決定できるよう、作業を進めております。
【アジアカップ】
従来は東アジア選手権が開催されていましたが、その廃止に伴い、その開催年度に代替大会として2017年に第1回大会を韓国で開催し、4年に1度、アジア競技大会開催国にて、本大会1年前にリハーサルの意味を含め開催することになったもの。2021年には中国台州市での開催が決定しています。
②国際普及活動
・指導者、選手の派遣、受入
*新興国への指導者派遣検討、当該国との交渉。
*日本への選手受入計画立案、受入団体、チームとの折衝および滞在世話役業務。
・用具・用品の提供計画の策定。
③国際大会、国際会議の運営
・アジア競技大会、アジア選手権、アジアカップのASTF主催大会の運営。
・加盟国会議、総会の議題の検討および運営。
④国際組織(ASTF)の会長国・事務総長国としての組織運営
・主催大会開催に関わる業務一切(前項①、③)。
・総会の運営(前項③)。
・役員、委員会等の立案と提案。
・会費制度の実行と管理。
・予算案の策定と収支報告作成。
・審判制度、指導者制度による認証業務(証明書発給)。
・上部組織(IOC、OCA)との折衝、交渉業務。
・加盟国との連絡、交渉業務。
・スポーツアコード、WADA(世界ドーピング機構)等の国際組織との連絡および関係維持業務(ISTF業務)。
その他、国際活動に関わる業務は当国際委員会にて担当、スタッフを割り振りし、その対応に当っています。
記事提供:日本ソフトテニス連盟<機関紙2017年9月号より>
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