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2017年6月号 全日本アンダー14男女チーム<合同強化合宿 報告>

5月下旬に三重県鈴鹿市で全日本アンダー14男女チーム合同強化合宿が行われました。
男子は2月下旬の三重県四日市で行われた合宿以来、女子は1月末から2月初めに滋賀県長浜市で行われた合宿以来で、男女合同合宿は初めてとなります。
今回、女子の詳しい報告が届いたので紹介します。

■全日本アンダー14男女チーム合同強化合宿

期間/5月19日~24日
場所/三重県・鈴鹿市三重交通Gスポーツの杜

監督/安達 和紀
コーチ/海江田 佐奈美
トレーナー/高川 亜紀
選手/21名

合宿の目的

選手として必要な「心・技・体」を更に充実したものにし、高い目標を持って日々の生活を過ごすよう指導する。
技術的には、前回の合宿で学んだステップ、体の使い方等、基本的な技能を再確認する。
今回の合宿は、"早い準備"を大きなテーマとし、そのためには、何を、どうすれば良いかを選手自身に考えさせる。
また、ハードコートを使用して人工芝と違うバウンドや体への負担の大きさ等を体験するとともに、ミックスダブルスゲームを行うなかで、
男子のスピード感あるテニスを体感させ、体の使い方や、様々なゲームに対応する能力を養う。
シングルスについては、攻めと守り、つなぎ方など、シングルスゲームの戦い方の基本を習得させる。

 

合宿の成果

各種トレーニングにも慣れ、素早い反応と動作により、スムーズなステップやフットワークができるようになってきた。
神経系の発達を促すトレーニングを数多く行うことが、要領よく体を動かし、ケガの少ない体づくりの基本であることを学んだ。
選手をグループ分けし、各グループでトレーニングやアップを行わせることで、確実に会得できるよう指導した。
ミックスダブルスでは、男子のスピードあるボールを体験したが、速さに負け遅れる場面も多くあった。だが、早いリズムで準備をすれば対応できることも確認できた。
ハードコートでは、バウンドの違いや、足腰への負担の大きさから、体の疲れが何倍にもなることを体験した。

 

今後の課題

フィジカル面において体幹が弱く、プレーにおいて臨機応変な対応ができない場面もあった。
また、メンタル面では、勝利意欲が強くても気持ちが前面に出てこない選手もいた。
普段からメンタルトレーニングを行っている選手は少なく、「心・技・体」のバランスを考えると、「技」に比べ、「心・体」への意識は低い。
ジュニア世代の育成には、技ばかりでなく、心・体も併せ、バランス良いアスリート育成が必要である。
また、目先の勝利にこだわらず、長い目で競技生活を見守り、サポートしてやることが大切である。
技術的には、膝の曲がる基本に沿ったストロークができる選手を育成したい。
また今後はベースラインプレーヤーでも、ローボレーやスマッシュ等のプレーが習得できるよう努めると共に、シングルスへの対応ができるよう、基本技術を習得させる。



softtennis1706
記事提供:日本ソフトテニス連盟<機関紙2017年6月号より>
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