男子監督 斉藤 広宣
第8回アジア選手権大会では、沢山の応援の方々に見守られる中で、最高の結果を得られた事を大変嬉しく思います。今年は自国開催という事で例年の倍の選手団で臨むことができ、シングルス、ミックス、ダブルスにおいてその利点が上手くかみ合い、良い結果に繋がりました。
ただ正直言いますと、これだけのメダルラッシュは良い意味で想定外でした(過去最高の12個のメダル)。そのきっかけはご存知のとおり若手選手の活躍です。これは2年後のアジア競技大会に向けて大きなステップであり、確かな前進であったと思います。
最終日の国別対抗戦においては、ベンチ内外のスタッフを含めチーム全体の団結した集大成があの感動をもたらしたものと確信しております。また選手の12名には激闘の末、4日間を最高の形で最後まで笑顔で終えられたことに感謝したいと思います。
終わりに。不順な天候の中、日本全国の遠路から会場に応援に駆けつけて下さった方々、並びにインターネット等を通じて見守ってくださった沢山の方々に深く御礼申し上げます。海外の大会では韓国チームに比べて、いつも劣勢な応援の中での試合でしたが、今回は沢山の皆様方の熱いご声援で、素晴らしい舞台を創っていただき選手はもちろんの事、私自身も心強かったです。おかげ様で最高の4日間の大会を最高の笑顔で幕を閉じることができました。
また、選手は其々、次の目標に向かって精進していくと思います。今後とも変わらぬご指導、ご声援をよろしくお願い申し上げまして皆様方へのお礼とさせていただきます。
4日間のご声援、誠にありがとうございました。
男子コーチ 中堀 成生
大会を振り返り、男子としてはシングルス、ダブルス、ミックスダブルス、国別対抗のすべての種別において金メダルを獲得できることができました。ダブルスにおいてはベスト4を独占する結果となり、これまでの合宿の成果があらわれた結果となりました。また、特に若い選手が活躍してくれたことも日本にとって今後に明るい材料だと言えます。
しかし、地元開催であり、参加枠も他国より多く、対戦順等、日本に非常に有利な条件であったことも忘れてはならないと感じます。2年後のアジア競技大会に向けて韓国、中華台北も巻き返しを図ってくることは言うまでもなく、特に中華台北については若手が躍進してきているので、日本も慢心することなく強化を行っていきたい。
(公財)日本ソフトテニス連盟の皆様をはじめ、今大会に携わっていただいた方々にお礼申し上げます。ありがとうございました。
ボランティアの通訳さん、国際大会で大活躍
18か国が参加した今大会を支えたのが、ボランティアで参加していただいた通訳の皆さん。20人以上の方に来ていただきましたが、その顔ぶれは大学生から社会人まで様々。受付から施設の案内、さらには会場内でのアナウンスと仕事は多岐にわたっていました。受付を担当していたのは、専修大学ソフトテニス部の門導彦さんと東京大学ソフトテニス部の岡崎由衣さん。2人とも初めてのボランティアとあって「実力不足を痛感しています」というものの、「毎日楽しい!」と明るい表情を見せてくれました。皆さんのおかげで、今大会はトラブルなく終了できました。男子トレーナー 川上 晃司
【1年間の強化について】
3月の合宿から、ベテラン、若手の選手を混成し自主性、体力面、メンタル面、技術面を総合的に強化してきました。3月の宮崎合宿では、選手からスタッフへの様々な要望もあり、スタッフからの一方的な方針だけでなく、選手からの意向をも含めたチーム強化に取り組めたことは今年の最大の特徴だったと思います。
【フィジカル面の強化】
体力測定結果から、選手の弱点、強みなどを明確にして、それぞれに何が必要なのか、強みを生かせるにはどのようにトレーニングしたらいいかなど選手が個々に考える部分とトレーナーが指導する部分を作り、合宿中での日々の練習時間内や合宿以外でも各自の地元での練習においても強化するように心がけた。ウォーミングアップ時間中にフリートレーニング時間を設け、自主トレーニングを積極的に実施した。また、トータル的な強化としてはパワー系のトレーニングに重点を置き、今までに強化してきた体幹トレーニングを動的体幹安定力の強化と地面からの反発パワーを生かせるトレーニングに重点をおいた。
【直前合宿から大会まで】
11月11日に千葉に集合し、直前合宿をスタートした。12日からは、練習はもちろんのこと、17日からの試合期間でいかにベストパフォーマンスが発揮できるかが大きな目的となる。12日は大きな負荷をかけず練習中心で行ったが、13日にはかなりハードに追い込み、選手の筋肉痛や疲労度も試合前にしては想像を絶するところまで追い込んだ。それ以後は、個々の選手の体調と試合までの日程を考慮し、入浴、ケアなどのコンディショニングを適時行ってきた。
17日からの試合日程でのウォーミングアップも早朝5時30分から行い、6時からボールを打つなど試合開始時から最高のプレーができるように万全の体制を取った。ただ、選手には早朝からの動きの連続での疲労も出たため、選手の状況を把握しながらスケジュールを考えた。
【全体的に】
上記の様々な取り組みに対して(公財)日本ソフトテニス連盟の関係の方々、千葉県ソフトテニス連盟、八幡宿第一ホテル、地元でのコート使用に対してご協力いただいた方々に対して心から感謝申し上げたい。ありがとうございました。
最終日に行われた男女国別対抗戦では1万人近くの観客が来場。その熱い声援は選手に大きな力を与えた。
女子監督 田中 弘
今回の大会は負けてはいけない大会であった。
ダブルス・ミックスは女子チームとしては金メダルを取ることが出来ましたが、シングルスに於いては韓国と中華台北に負け、力の差と経験不足を感じています。特にシングルスの強化は、日本国内での試合数をどのように増やし、試合経験をしたうえでのゲーム運びが課題になるでしょう。
また、最大の目標である国別対抗戦で負けたことは残念である。一番残念なのは、シングルスでも国別対抗戦でも競り合いに負けてしまったこと。「心・技・体」のバランスの良い状態でプレー出来る選手にしなければ、韓国と中華台北には勝てないでしょう。
女子コーチ 高川 経生
第8回アジアソフトテニス選手権大会の結果は、ミックスダブルスで船水・佐々木ペアが金メダル、ダブルスでは上位を独占。国別対抗戦では韓国に惜しくも敗退しましたが、銀メダルを獲得する事が出来ました。
自国開催のプレッシャーを力に変え、選手12人が一つになり最高のチームで戦う事が出来ました。そして全国の皆さんのご声援、大会役員の方々に支えられ本当にありがとうございました。更なる高みを目指して今後も精進して参ります。引き続きご声援の程よろしくお願い致します。
女子トレーナー 吉川 友巳奈
大会を運営していただいた関係者の方々、寒い中会場に足を運んで応援くださった方々、本当にありがとうございました。
今年度ナショナルチーム結成からフィジカル強化に努め、直前合宿でのコンディショニングも充実し、万全のコンディションで大会に挑みましたが、宿敵韓国から国別での金メダルを奪還することができませんでした。しかし、試合までの過程と経験したことのないたくさんの声援の中で戦えたことは選手、スタッフにとって大きな財産となりました。2年後のアジア競技会では金メダルを奪還するため、女子ソフトテニス界全体で1歩ずつ前進して参ります。
今後もご声援の程よろしくお願いいたします。
コメントを書く
コメントを投稿するには ログイン して下さい。