脂質というと、太るとか、体脂肪が増えるなど悪いイメージがありますが、糖質やたんぱく質の約2倍のエネルギーを持つため、効率のよいエネルギー源です。
さらに、私たちの体内では作られない必須脂肪酸も含まれているため、食事から一定量はとる必要があります。
脂質は、ビタミンA、D、Eなどの吸収を助けることや血液や細胞膜の成分になります。
脂質をとる量を上手にコントロールすることで激しい運動に耐えるだけのエネルギーを得ることができます。また、糖質のような即効性はありませんが、マラソンなど長時間にわたって動き続ける有酸素系スポーツのエネルギー源となります。
脂質の摂取量が不足すると、アスリートでは疲労の蓄積や貧血症の発症によりトレーニングの継続が妨げられ、パフォーマンスの低下を招き、さらに、女性ではホルモンのバランスを崩して、生理不順の危険性が高くなります。
しかし、摂りすぎると体脂肪を蓄積させてパフォーマンスを低下させる原因となります。体脂肪のコントロールは、アスリートにとって重要な課題のひとつになります。
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