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2019年3月号③ 全日本アンダー男子チーム 合同強化合宿報告①

2月下旬、三重県四日市市で全日本のU-14男子からU-20男子が集まって合同強化合宿が行われました。U-20とU-17の詳しい報告が届いたので紹介します。

全日本アンダー男子チーム 合同強化合宿報告

■U-20
期間/2019年2月19日~24日
場所/三重県・四日市市 四日市ドーム、三滝テニスコート
監督/堀 晃大
コーチ/小野寺 剛
トレーナー/中野 道治
U-20選手/20名

【合宿の成果】

1)今回の合宿では、トレーニングと技術的練習、知力を切り離さず、出来るだけトレーニングでの身体の感覚を意識させ、技術練習・技術向上・色々な知らないことを学び取り入れることに“連結”するように仕向けることが出来た。

2)中野トレーナーとは初めてのタッグであったが、練習内容を打ち合わせながらその中にトレーニング要素・フットワークの意識を入れられるようにした。やはり、何のためにやるのかがポイントポイントで明確であったため、選手たちも納得しながら練習・段階を踏むことが出来、(本来あってはならないことだが)集中力の欠如や意識低下する選手がいなかったことが大きな成果であり、次への可能性を感じさせてくれる選手たちの伸びようであった。

3)小野寺コーチとも初めてのタッグで、今合宿ではご一緒することが出来なかったが、合宿の目的・テーマ・日本代表に必要なものを私なりにまとめ引き継ぎ、合宿後半は指導をしていただいた。私が指導者として不足している部分である前衛力の強化・国際大会などの大舞台などでの経験を踏まえたアプローチを主にお願いした。

合宿後の数名の選手から話を聞くことができたが、非常に有意義であり、今までと違う角度からテニスを学ぶ機会になったという声があり、技術のみならず知力も向上してくれたと確信している。

4)日本を代表する選手としての自覚が、これまでのU-20の選手よりも今年一番強かったと感じる。もちろんナショナルチームに比べると劣ると思うが、“正しい姿勢”での学ぶ時間の伸び率というのは高くなる。トレーニング面からも技術面からも日に日に各選手の向上が見て取れ、選手たちも体は後半になればしんどくなるが、顔つきは後半になればなるほど良かったと感じた。
そのひとつに、例年よりも活動時間内の質問が非常に多いことに驚いた。この向上心で各所属に戻って取り組んでくれれば、着実に力がつくと確信している。

【今後の課題】

上記4)でも述べた通り、各所属でいかに取り組んで2回目の合宿に仕上げて入ってくれるかが課題である。2回目は夏前の大事な時期に合宿を行いたいと考えており、各選手の所属の監督とも密な関係を築き、日々の中から意識を高く保つようにアプローチしていきたい。アンダーはアンダー、所属は所属と切り離すのではなく、こちらもうまく連結出来るようにしていきたい。

今合宿で中野トレーナーからの技術と直結したトレーニング・効率的な身体操作、小野寺コーチから知的な部分のエッセンス注入で、心技体ともに向上したと思うし、これまで以上に日々の練習に落とし込みやすい指導を頂いたと思うので、次回合宿はゲームメインになると思うが、対韓国・中華台北・インドネシア(特有のシングルス)への戦略部分へ掘り下げて取り組んでいきたい。

今年、向上心の高い選手が揃うのは、昨年U-20のメンバーから4名がナショナルチームに引き上げてもらうことが出来た。実に4分の1がU-20から繰り上げとなる。これはU-20の選手が「俺にもチャンスがある!」と臨む姿勢で来てくれることも要因であろう。
また、昨年のナショナルチームとの合同合宿・チャイナカップ・世界ジュニアでのトップ選手と間近で出来る環境設定・機会が多かったのも、選手の向上心を高める要因であったと思う。

是非、今期以降もナショナルチームとの合同練習や、国際舞台への積極的参加をお願いしたいとともに、国際大会前にミニ合宿を実施出来たり、日本代表として戦う場合にはアンダーであってもきちんとした“日の丸ジャージ”を着させて自覚をさせるなど、補助・費用面の拡大も課題であると考える。

 

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