殻をひとつ破って戦うことに挑戦。新たな課題の発見や伸ばしていくことや克服すべきことが明確になった
徳川 愛実
日本の代表として出場させていただきましたが、女子としては結果を残すことができず、自分自身の力不足を痛感しました。
しかし、私の中では来年の世界選手権大会に向けて挑んだ大会であり、新しいことへの挑戦がひとつの大きな課題でした。試合を行えば相手に勝ちたい気持ちや、自信のあるもので戦いたくなりますが、ここで殻をひとつ破って戦うことに挑戦しました。結果には結びつけることが出来ませんでしたが、また新たな課題の発見や伸ばしていくことや克服すべきことが明確になりました。
今回の結果を真摯に受け止め、前向きに今後の取り組みに繋げていきたいと思います。
今以上に時間の使い方とアップの方法を考えて国際大会で自分のパフォーマンスを発揮出来るように試していきたい
黑木 瑠璃華
今大会はプレーの幅を広げる為に色んなことにチャレンジして挑みました。課題も見つかり沢山の収穫があったので、今後の大会に活かして行きたいと思います。
また、国際大会では当日に進行が変更になるので、それを見据えてのアップを行い、コンディションを調整して行かなければなりません。
今回は気温が低かった為、アップとクールダウンをいつも以上に長く行いました。国内の大会でも、今以上に時間の使い方とアップの方法を考えて、国際大会で自分のパフォーマンスを発揮出来るように試していきたいと思います。
相手主体で考えるのではなく、自分主体で考えることが大切だと改めて感じた
大槻 麗
ダブルスでは、即興ダブルフォワードで戦う為、最初から攻めるプレースタイルで戦うことを意識した。相手の様子を見ずに序盤から攻撃し続けたことが、カウントを離すことできた要因だと思う。しかし、決勝戦では、先に死角を打たれ、中々リードすることできなかった。内容を振り返ると、そのボールに対しての対処ばかりを考えていたことが良くない点だったと思う。ポジションが少し後ろになってしまい、決定打に欠けていた。
この決勝戦を戦って、相手主体で考えるのではなく、自分主体で考えることが大切だと改めて感じた。また、後衛サイドでプレーしてみて、後衛のレシーブの見え方や相手前衛の気にし方など気付いた点も多くあった。
今大会は、今後に繋がる大変貴重な経験となった。今後も技術的な強化は勿論、国際大会で勝つためのメンタル面やフィジカル面の強化に取り組んでいく。
今大会ではなかなか経験できないダブルフォワードの陣形を経験
泉谷 朋香
コリアカップに参加して、ダブルスでは普段と違う陣形で臨み、いつもとは違う新たな発見・収穫ができた大会になりました。いつもとは違う陣形だったので、最初は戸惑う部分もありましたが、たくさんコミュニケーションを取り、試合を重ねていくごとにペアとしての完成度を高めることができたと思います。
ダブルフォワ―ドの陣形で戦う事によって、展開があまりなく流れの変わる早さ、どんな場面でも前で勝負し、瞬時の決断力の大切さが勉強になりました。
今大会ではなかなか経験できない陣形を経験させて頂きました。今回の経験を無駄にしないように、新たな発見・収穫した事を今後の大会に活かしていきたいと思います。
プレーの柔軟性だけでなく頭の柔軟性を磨き、来年の世界選手権に備えたい
尾上 胡桃
アジア大会から3か月が経過しました。コリアカップまでに国内の大会がありましたが、ソフトテニス最高峰の大会を経験し、ゾーンに入るのが難しくなりました。良く言えば緊張しなくなりました。そして、今回のコリアカップに参加し、国際大会は程よい緊張感があり、国内の大会では味わえない雰囲気があるなと強く感じました。
試合のサーフェスは、アンツーカでボールが滑ってくるため、昨年は相手に打ち負けることが多く、また足を取られてボールの落下地点に上手く入ることができず、自分のフィジカル面の弱さを感じました。
今年はしっかりフィジカル面に自信をつけて試合に挑み、打ち負けることはありましたが、ボールのところに行くのが早くなったなと実感しました。更に、アジア大会ではリズムの遅い相手に対して自分のフィジカル面を生かす前に自滅することがありましたが、今回は少しずつ相手を苦しめる試合展開ができ、フィジカルに自信があったので勝ち急ぐこともなく落ち着いて試合することができました。
今回のコリアカップで、自分自身のフィジカル面の強さを自分の中で証明することができましたが、金メダルを取るためには上松選手のような遊び心のあるテニスを身に付ける必要があると考えています。プレーの柔軟性だけでなく頭の柔軟性を磨き、来年の世界選手権に備えたいと考えています。
記事提供:日本ソフトテニス連盟<機関紙2018年12月号より>
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