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2017年4月号② 全日本アンダー男子チーム第1回合同強化合宿

2月下旬に三重県で全日本アンダー男子チームの第1回合同強化合宿が開かれました。U-20、U-17、U-14の詳しい報告を紹介します。

■全日本アンダー男子チーム第1回合同強化合宿(U-20)

期間/2月21日~26日
場所/三重県・四日市市四日市ドーム、三滝テニスコート

監督/中津川澄男
コーチ/堀 晃大
トレーナー/兼平智孝
選手/14名

合宿の目的

①公人である事、及び日本を代表するスポーツ選手、見られているという「自覚と責任」の理解。
②目指すべき目標と現状の把握、すべきことの明確化。
③コート外における栄養学、トレーニングの重要性理解。
④新たな技術習得と戦術へのトライ、自ら考え実行する自立した選手への変化。
⑤シングルス・ダブルス両方において戦えるオールラウンドプレーヤーの育成・強化。

合宿の成果

 選手一人ひとりのモチベーションUPが最大の焦点であるとスタートし、個別面談から始まった。
 先ずは各選手の競技に対する思い・向上心・やりたいこと・出来ていないことを明確にすることが先決であり、前半は神崎アドバイザーの講話や日本代表戦のDVDを観て、海外の事情を共有することで取り組む姿勢に少しずつ改善が見られた。
また、兼平トレーナーもU-14・U-17時代から知る選手が多く、性格や特徴をつかんでいた。そのため強化ポイントを予め絞った状態からスタート出来、選手も理解が早く、やらされるトレーニングではなく、自発的に行う場面が多く見られた。
 後半には日本のウィークポイントである技術的部分を強化し、北本委員長・小野寺アドバイザー・中堀監督の話・技術指導を練習の合間に行えた。
 このことは刺激も多く、選手も十分意識付け出来たのではないかと思う。

今後の課題

 アジア選手権に勝利したとはいえ、1年後・2年後のアジア・世界大会を見据えた時に、このカテゴリーの強化・底上げは絶対条件である。
一人でも多くナショナルチームに昇格するためには、「自ら感じ・考え・実行するチカラ」がまだまだ必要であると感じた。
 選手一人ひとりの目標は高いが、それを実行するためのプランニングに欠けていると感じた。
それを改善するために中期課題・長期課題をそれぞれに設定させたので、次回合宿に向けてどのような取り組みを行ってくるかが楽しみである。
中津川監督の細かいポイント指導もすぐに理解し実践できる能力の高い集団であることは間違いないため、北本委員長や中堀代表監督の熱い思い・理想に応えられるよう、課題も含めて、チームに持ち帰って継続出来るかが課題である。
 また、スタッフ陣も逐一相談に乗れるような体制を整えていくことが必要ではないかと思う。

 

■全日本アンダー男子チーム第1回合同強化合宿(U-17)

期間/2月21日~26日
場所/三重県・四日市市四日市ドーム、三滝テニスコート

監督/池田征弘
コーチ/高橋 茂
トレーナー/中野道治
選手/20名

合宿の目的

 合宿のテーマは、「オンコート・オフコートにおけるコミュニケーション能力の向上 」。
この合宿は、強化・育成の場であると同時に日韓中の選考の場にもなっている。1回目の合宿ということで、日本代表選手の一員として自覚と責任への意識づけ。
 また、シングルス・ダブルスにおいて、個人がレベルアップするために何が足らないのかを自分で感じること。

合宿の成果

 オンコートでは、シングルス・ダブルスの試合を通して、お互いが切磋琢磨、心技体を競い合えた。特にシングルスにおいては、どうしても所属での練習不足・経験不足になるために、ステップワークのドリルに時間を割き、効率よく素早くボールに入るための技術向上・知識向上ができた。
 また、スキルのミーティングにおいて、各プレーの動画を確認させながら、ステップワークの良し悪しを確認できた。
 夜のミーティングでは、U-17の課題であるコミュニケーションスキル能力の向上をあげて、ディスカッションや他種目の日本代表の大会前の取り組みなども映像を通して学べる機会をつくることができた。
 さらに、今年度から測定結果は最終日にトレーナーから返却された。このことによって、本人の自覚意識を芽生えさせることができた。
これは、「自分のどの部分のトレーニングが不足している」などということを確認して、次へ繋がるためにもとても成果があったと思う。
 また、宮崎ジュニアジャパン合宿では、トレーニングの重要性を伝えることができたので、所属の活動だけではなく、分で取り組んできた生徒もいたことは、とても喜ばしいことであった。

今後の課題

 今後、行われる国際大会に向けて目を向わせることが必要だと感じた。所属での目先に行われる大会に意識が向きがちになるので、国際大会に向けての意識をつけられるようなアプローチを指導者から行っていきたい。
 次回の合宿に向けて、さらにシングルスの強化、オールラウンドプレーヤーの育成を掲げて、人間力あり主体性・自主性に富んだ魅力ある選手を次のステージにあげられるようにサポートをしていきたい。
 三重県連盟・関係者の方々には、素晴らしい環境を整えて頂きまして、感謝致します。

 

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