JASP閉鎖のお知らせ

2024年12月31日をもちまして、JASPを閉鎖いたします。
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日本ソフトテニス連盟 さんが 2019年12月13日 に登録
2019年12月号③ 第1回 アジア大学ソフトテニス選手権大会を終えて①

9月にフィリピンで開催された「第1回 アジア大学選手権大会」に出場した日本男子監督と選手の感想が届いたので紹介します。団体戦とダブルスこそ2位でしたが、シングルスは上位に進めなかった日本男子チーム。その原因と今後の課題について報告しています。

日本男子チーム

監督/堀 晃大(広島県.NTT西日本)
選手/上岡 俊介(日本学連.同志社大学)
   高倉 和毅(日本学連.早稲田大学)
   谷口 睦(日本学連.関西大学)
   増田 祐太(日本学連.関西大学)
   福田 成海(日本学連.法政大学)
   斎藤 龍二(日本学連.明治大学)

日本選手の成績

【男子団体戦】
優勝 中華台北
2位 日本(A)
3位 日本(B)
3位 フィリピン

【女子団体戦】
優勝 日本(A)
2位 日本(B)
3位 フィリピン(D)
3位 中華台北

【男子ダブルス】
2位 水木・因ペア(日本B)

【女子ダブルス】
優勝 黒田・久保ペア(日本学連.日本体育大学)
2位 片野・中別府ペア(日本学連.東京女子体育大学・関西大学)
3位 梶尾・古田ペア(日本学連.立命館大学・関西大学)
3位 笠井・桑名ペア(日本B)

【女子シングルス】
優勝 久保 晴華(日本学連.日本体育大学)


ハードコートがメインの中華台北の若手が力をつけてきている

堀 晃大(男子監督)

 数名の選手は事前に国内でハードコートの練習を行ったものの、ハードをメインとして慣れている中華台北との差は大きいと感じている。韓国選手はモチベーションも高くなく拍子抜けだったが、中華台北の若手はどんどん力をつけてきている印象である。
 昨年のチャイナカップ、春の広島アジアカップ、そして今回と各選手の成長度曲線は日本・韓国よりも大きく、この選手たちが更に経験を積むと、5年10年とハードコートの国際大会で日本チームは相当苦戦を強いられると感じている。
 日本のU-20も練習熱心な選手が多くなってきたが、中華台北の選手は空いたコート、空いた時間にずっと練習している。これは広島のアジアカップでも感じたのだが、中華台北の監督が「最近の選手たちは結束が強く、時間があれば止めるまで練習する」と言っていた。非常にシンプルだが、練習は嘘をつかないという言葉の通り、U-20の選手たちにも伝え、感じてくれたようだ。
 コリアカップ、そして今回とU-20には非常に貴重な経験となったので、所属に戻り、志高く国際大会で活躍する姿をイメージしながら練習に励んでもらいたいと願っている。

【要望】
・やはりハードに慣れるまでに時間がかかります。シンプルに国際大会金メダルのためには、ハードで合宿をする。ハード合宿の回数を増やす。ということだと思います。
・先述した通り、試合の直前まで練習をしたい選手が多い(違うサーフェスに慣れたい、練習したい意欲が高まっている)。これは日本の若手陣にとって良い傾向だと思うので、練習球を増やしていただきたいです。これは国内の合宿にも言えます。合同合宿などは、あるカテゴリーが全体練習したい時は、そちらにボールを回し、こちらは球をあまり使わないメニューと、そのやりくりで各カテゴリー練習調整、時間調整が大変なので、球数を気にせず練習に励める環境整備をお願いします。
・行程や、現地情報、大会情報、大会環境があまりにも不明なところが多く、チーム全体が困惑しました。特に今大会はアジアジュニアの前半組が非常に困惑していました。盗難被害も出ていたので、身の危険もあり、何名か体調不良者も出ていましたので、後半組は親御さんたちの協力も得て、最終日は空港内に泊まるのではなく、ホテルに泊まることができました。勝手な行動をして申し訳なく思っていますが、我々が第一に守らなければならないのは、「選手を健全・健康に所属へ帰す」ということです。日連の本来の行程を崩してしまい、大変申し訳ないのですが、現地で判断させていただきました。ですので、こういった事態や現地での調整を含めて、国際大会は安全な地域とは限りませんので、現地コーディネーター的な人であるとか、マネージャー的な人を1名でも帯同するのが良いと思います。特に今大会では親御さんたちも日連費用で来られてましたので、1名分を捻出するとか、不測の事態に備えて宿泊代を確保しておく等、今後の改善を切に願っております。
・上記のことにもつながりますが、現地マネージャー業務を毎大会トレーナーさんがやっている状況です。一番元気で選手に活力を与えるべきはずのトレーナーさんが一番疲弊しているよう感じます。そういった点も含めて、各大会のマネージャー配置をお願いしたいと思います。

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アジア大学選手権大会の会場はフィリピン・ブラカン州サン・ホセ・デル・モンティ市のコレジオ・サン・アグスティ。室内全天候テニスコート11面を完備している。

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