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ジュニアアスリートサポートプログラム

８月下旬にフィリピン・ブラカン州で今大会が開かれました。種別はU-12の男女ダブルス＆シングルス、U-15の男女ダブルス＆シングルス、U-18の男女ダブルス＆シングルス、U-21の男女ダブルス＆シングルス、U-12からU-21までの男女団体戦。アジアソフトテニス連盟の主催で、室内全天候テニスコート11面が完備された会場で戦った日本選手達。総評と選手達の感想を紹介します。

【男子ダブルス】

U-12　３位　國松・藤井ペア
U-15　優勝　野口・菊山ペア
U-18　３位　中別府・荒木ペア
U-21　優勝　上岡・広岡ペア

【女子ダブルス】

U-12　準優勝　近坂・濱口ペア
U-15　優勝　　石山・杉本ペア
U-18　優勝　　浪岡・吉田ペア
U-21　優勝　　早川・久保ペア

【男子シングルス】

U-12　優勝　　　藤井　智暉
　　　ベスト８　國松　巧
U-15　優勝　　　野口　快
　　　ベスト８　菊山　太陽
U-18　３位　　　中別府　凌
　　　ベスト８　荒木　駿
U-21　準優勝　　広岡　宙
　　　ベスト８　上岡　俊介

【女子シングルス】

U-12　優勝　　　近坂　優衣
　　　準優勝　　濱口　芽花
U-15　優勝　　　石山　実来
　　　準優勝　　杉本　希
U-18　優勝　　　浪岡　菜々美
　　　３位　　　吉田　澪奈
U-21　優勝　　　早川　日向
　　　準優勝　　久保　晴華

【国別対抗戦】

男子　３位
女子　優勝

男子監督　橋本　康徳

羽田空港から４時間半のフライトでマニラ国際空港に到着。雨が降っていたせいか蒸し暑く、日本の梅雨に似た感覚であった。その後、約２時間バスに乗って宿舎に到着したが、男子選手と男子スタッフが違う宿舎（車で10分程）であると聞かされ、驚きを隠せなかった。また、フィリピンではデング熱が流行しているという事前情報で、防虫スプレー等の対策を周知していたが、大会期間中は心配する程ではなかった。

今回のアジアジュニア大会では、U-12のカテゴリーがあり、年齢的なことからアンダーの選手以外から１人選考することになった。その選手とコミュニケーションを取ることや、短期間でチームに馴染めるように気配りをした。

試合では、目標にしていた国別対抗は準決勝で中華台北に惜敗して３位に終わり、シングルスとダブルスでも全カテゴリー優勝とは成らなかったが、選手たちは良く頑張ってくれた。

技術面では、ハードコートでもあり、カットサービスをする海外の選手が多くなったことや、優勝した中華台北の選手のフットワーク、ショートボールを活かした戦術、前衛の積極的な動き等学ぶ点が多かった。もっと戦うための雰囲気作りが出来ればと反省している。そして各国がジュニア育成に力を注いでいると肌で感じた。

大会では日本担当の現地スタッフや通訳が常駐していない中で意見が伝えにくく、コートによって試合のマッチゲーム数が違う、試合進行表がない、そして試合開始時間が急に変更になる等戸惑うことも多く、運営面にはすごく不満が残った。それに、国別対抗も中華台北ＡチームやＢチームの同じ国での２チームの出場や混成チームの出場など、アジアと謳っている大会の趣旨を疑うエントリーもあった。それから４年に一度の世界ジュニア大会が昨年韓国で開催され、今年にアジアジュニア大会が行われたが、今後、このアジアジュニア大会を継続するのであれば、開催年も考慮していただけたらと思う。

最後に、日本から現地に応援に来ていただいた方々に色々お世話になりました。書面を通じて御礼を申し上げます。

アジアジュニア大会の会場。室内全天候テニスコート11面を完備。アジア学生大会も同じ会場が使われた