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ジュニアアスリートサポートプログラム

2月下旬に三重県四日市で行われた全日本アンダー男子チーム合同強化合宿で、全日本アンダー14男子チームの合宿報告が松元コーチと東トレーナーから届いたので紹介します。

報告：松元誠二コーチ
【合宿の目的】

・コミュニケーション能力の向上
・体幹強化
・バックハンドストロークの強化
・サービス強化

【合宿の成果】

継続選手３名と小学生２名を加えた20名のチームで合宿を行った。
練習では、トレーニングや技術指導を行うなか、他のカテゴリーとの合同練習や試合を行うことができた。U-14の選手達は、ラリーや試合が終わるたび先輩選手からアドバイスを受け良い刺激と学びの場となった。
また、ミーティングでは、川上トレーナーによる日本代表チームの話や食事の話、井田先生によるドーピングの話、野際専務理事による講話、その他栄養指導、トレーニングの方法と効果など様々な分野に及び学習できた。
合宿の目的である４項目も短い時間ではあったが、概ね達成することができた。練習や自由時間の選手達の行動を見ていて、コミュニケーションもとれ、まとまりのあるチームに成長できている。

【今後の課題】

合宿の中で個別に指導するタイミングがあまりなかった。毎回ではあるが、体格の差や技術の差があり、すぐに対応できる選手とできない選手もおり、全体の練習内容にも少し工夫が必要である。
また、前年度合宿で行った個人面談をする時間を確保ができなかった。時間調整を考え、個人面談等を行い信頼関係の下、テニスができる環境を作っていきたい。

【その他】

今回の合宿では、U-20やU-17の協力で練習や試合を行うことができた。選手にとっては、憧れのプレーヤーと一緒にプレーでき大きな刺激となった。
また、U-20の小野寺コーチにボレーの指導をしていただき、選手も興味をもって取り組んでいた。今後も協力要請を行い、機会があれば活用したい。このような活動場所の提供とお世話をいただいた三重県ソフトテニス連盟に深く感謝します。

報告：東　知宏トレーナー
【合宿の目的】

今回の合宿は私自身も初めてのトレーナー活動ということで、合宿でのトレーナーの役割や選手の動きを把握することが一つの目的でした。
選手達のトレーニングに対する姿勢、トレーニングがなぜ必要なのか？ウォームアップやストレッチをなぜやっておく必要があるのか？その事に気づいてもらう事。また、神経系トレーニングで普段使うことのない神経回路に刺激を与えたり、キャッチボールを通して「投げる」動作の習得、そしてそれをサービスやスマッシュに結びつけていくという事。６日間の中で様々な課題に取り組んでいく事が大きな目的でした。

【活動内容】

体力測定・神経系トレーニング・ウォームアップ・クールダウン・基本的な体幹トレーニング・セルフケアの方法・サーキットトレーニングを今回の合宿では実施する事ができました。
体力測定結果に基づいたフィードバックも選手達に行い、５月に向けての課題提示をしました。また、アンチドーピングや栄養についての勉強、内科検診や整形外科検診なども行い、テニスの技術力向上以外に様々な面から選手は学ぶ事ができた合宿でした。

【合宿の成果】

選手達のアンケートにも多く書いてあったが、今回選手達にとっては新たなトレーニング方法やトレーニングの大切さを実感してもらえた。
どんなトレーニングを行うかも、もちろん大切ではあるが、選手自身がトレーニングやウォームアップ、クールダウンは自分にとって必要な事なのだと感じてもらえた事が大きな成果であった。
また、14歳以下という年代においては、様々な身体の動かし方や運動パターンを体験しておく事が重要であり、今回の合宿ではテニスの練習以外にトレーニングの時間を多く頂き、選手達が普段体験しない運動パターンを多く紹介できた。

【今後の課題】

今後の課題は、体幹の強化と瞬発力の強化である。選手達のプレーの中から躍動感を感じる様なバネのある動きをあまり感じなかった。５月の合宿に向けてジャンプ系の種目を行う様に指導した。
また、自宅でできる体幹メニューも作成し、選手一人一人に渡したので５月の合宿に向けて、選手がどう変わっていくかが非常に楽しみである。

【その他】

U-17の選手とゲームを行い、U-20の選手とは乱打やシャトルスタミナを合同で行った。選手達には非常に有意義な時間だった様で、とても刺激になった様だ。
川上トレーナーからも夜のミーティングで話をして頂き、練習ノートをしっかり書くことの大切さなどを学んだおかげで、選手達の練習ノートは非常に充実した内容で書けていた事がとても良かった。

 

コートでネットプレーの指導を受ける全日本アンダー14男子チーム

全日本アンダー14男子チームの講習会

記事提供：日本ソフトテニス連盟＜機関紙2019年5月号より＞
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（写真提供：ベースボール・マガジン社）