Profile photo of 日本ソフトテニス連盟
日本ソフトテニス連盟 さんが 2019年3月11日 に登録
2019年2月号③ 全日本アンダー20女子チーム強化合宿報告

■全日本アンダー20女子チーム強化合宿
期間/2019年2月8日~13日
場所/三重県・四日市市 霞ヶ浦テニスコート

合宿日程表(PDF)

2月上旬に三重県四日市市で行われた全日本アンダー20女子チームの合宿の報告が届いたので紹介します。なお、合同で行ったナショナルチーム女子と全日本アンダー17女子チームの報告は次号で紹介します。


【合宿の目的】
平成31年度U-20チームとしての方向性の確認
・アンダーの最上位カテゴリーという意識ではなく、ナショナルチームの下部組織という意識を持たせる。いつでもナショナルチームにとって代わってやるぞという意気込みを出させる。
・特に高校3年生は今までのカテゴリーとは違い、指示待ち体勢から自ら周りを観察し、今何をすべきか考える。また、アドバイスも自分から求め自らを高めようとする姿勢を養わせる。
(他人からのアドバイスは有限!自分から求める可能性は無限!)
・ナショナルチームとの合同合宿で感じた差をこれからの練習に生かし、次年度ナショナルチームに昇格できるように取り組ませる。

【活動内容】
・フィジカルトレーニング(ナショナルとの合同合宿ということでアップ、トレーニング、技術練習と基本的に同じ練習内容を行った。アップでは呼吸法から始め、内臓から動かしていく。また、ボールを使った神経系のメニューを行い、姿勢や正しい走り方など体の使い方をメインとしたアップ内容を行った。)
・後衛練習
・前衛練習(各種ボレーのフットワーク・面のタッチ、回内動作、運動連鎖の確認)。
・練習ゲーム(ナショナルチームとの練習ゲーム)。

【合宿の効果・感想】
ナショナルとアンダーの違いはなんなのか。一緒に練習することで選手自身にそれを考えさせることが目的としてあった。一緒にやってみた感想として「ナショナルはしんどい練習でも弱音を吐かず、むしろどんどん自分を追い込んでいた」、「一つ一つの行動が早い」など選手自身で違いを実感することができた。また、それらの感想の中で多かったのは取り組む姿勢やフィジカルの強さなどが多くあがっていた。今後はこの違いをどこまで詰めていけるのか、そして追い越せるかが課題である。
 また、今年は5日目にナショナルと練習ゲームを行ったが、対戦成績ではほぼ五分の成績をおさめ、ペアリング対戦を工夫すればという感じを受けた。
 しかし、各練習や技術への取り組みの甘い選手がまだまだ見受けられる。やはり、ナショナルチームの選手の取り組みは、全選手とも非常に高いレベルで取り組んでいる姿が見える。
 今年はアジアジュニアやアジアユニバーシアードなどの大会が予定されているようだ。その大会に向けて、これからの取り組みで変わってくるだろうし、世界選手権の予選も控えている。ただ、ナショナルチームと対戦し負けた選手のほとんどが、もう一度やりたいと言っていたので、意識が高くなってきたかなと思っている。

【今後の課題】
 まず自分たちで自分のことを評価すること。そして自分がナショナルに入るために必要なことを自身で考え計画をたて、自己管理のもと実行することが大切である。
 また、ナショナルと比べると、若干緊張感・使命感などが薄いような感じを受ける。ナショナルは常に必死でメニューに取り組んでいる。もっと自分を追い込んで欲しい。
 技術面はさほど差異はないと思うが、強いて言うならば、打球力よりも球足が長い。ナショナルの選手たちはベースラインから1.5Mあたりにどの状況でも落下点がほぼ揃っているが、U-20はカウントによってバラツキがある。
 また、ゲームの組み立てがナショナルの選手のほうがシンプルである。これはどうしても向かっていくほうは色々策を講じるため仕方のないことだと思うが。この辺りを改善し、どんどん上に上がっていく選手が育ってくれたらと思う。



タグ: ,,, 

コメントを書く

コメントを投稿するには ログイン して下さい。