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2019年1月号② 第36回ソフトテニス日本リーグ②
女子(大会3日目)

5勝0敗のヨネックス、ワタキューセイモア、4勝1敗のダンロップ、2勝3敗のナガセケンコー、アドマテックス、東芝姫路、0勝5敗の太平洋工業、ベストの順位となってほぼ優勝はヨネックスとワタキューセイモアの直接対決によって決定される状況となった。残留争いは混沌としているが、ベストと太平洋工業がかなり苦しいように思われる。どんなドラマが生まれるか楽しみである。

第21対戦  ワタキューセイモア ③ - 0 ヨネックス 
6戦全勝同士のヨネックスとワタキューセイモア。勝った方が優勝という大一番の試合となった。第1試合はヨネックス森田・黑木ペアとワタキューセイモアの植田・松本ペアの対戦となった。序盤から積極的に勝負する黑木選手であったが決め切れず、調子の上がらない森田選手のミスも続き、植田・松本ペアが3‐0とリードする。ここから森田・黑木ペアも意地を見せて第4ゲームを奪い、第5ゲームもゲームポイントを4本握るが取り切れない。3本目のマッチポイントで力尽き、ワタキューセイモアが先勝した。第2試合は、今大会全勝同士のヨネックスの貝瀬選手とワタキューセイモアの石井選手の対戦となった。3-1と貝瀬選手がリードする局面から、石井選手がカットストロークから前に出てポイントをする戦法に切り替えると流れが変わる。ファイナルゲーム5‐5から2本連取した石井選手が優勝を決定する勝利を収めた。第3試合、ヨネックスの徳川・黒田ペアがワタキューセイモアの河村・石田ペアの3-1から2ゲームを取りファイナルゲームに持ち込んだ。しかし、7‐3で河村・石田ペアが勝利を収めた。両チームの力は拮抗しており、③‐0という内容ではなかった。ヨネックスが5勝1敗、ワタキューセイモアが6連勝。最終戦を残してワタキューセイモアの優勝が決定した。

第22対戦   ダンロップ ② - 1 ナガセケンコー 
第1試合、ナガセケンコーの中川・芝崎ペアは中川選手の落ち着いた配球や芝崎選手のカットサービスで3ゲームを連取する。第4ゲームはナガセケンコーの森合・大槻ペアも奮起してゲームをリードしたが、中川・芝崎ペアがデュースを7‐5で制し④‐0で先勝した。第2試合はダンロップの濱谷選手とナガセケンコーの濱村選手が5‐3、3‐5とレシーブキープで1-1。第3ゲームは両者が激しく攻め合い長いデュースを濱谷選手が取り、そのままの流れで④‐2で濱谷選手が勝利。3番勝負に持ち込んだ。第3試合、ダンロップの岡村・清水ペアとナガセケンコーの早川・根岸ペアの対戦となった。序盤はダブルフォワードが機能してダンロップペアが2‐0とリード。ここから早川選手がロブを中心とした展開に戦法を変更していずれもデュースとなった3ゲームを連取。第6ゲームで3‐2とマッチポイントを握ったが岡村・清水ペアがスマッシュを打ち続けて挽回。ファイナルゲームも奪い貴重な1勝を収めた。この段階でダンロップの3位以内が確定し、ナガセケンコーの6位が決定した。

第23対戦  東芝姫路 ③ - 0 太平洋工業
第1試合は、東芝姫路の志牟田選手が今大会全勝の勢いそのままに序盤からラケットを良く振り、要所で泉谷選手がポーチでポイントして太平洋工業の河浪・小林ペアを圧倒。④‐0で一蹴した。第2試合は太平洋工業の山宮選手が積極的に攻撃するが、東芝姫路の藤川選手は粘り強く対応。ラッキーなボールも重なり、流れは藤川選手のペースとなった。そのまま④‐1で貴重な勝利を収めた。第3試合は、東芝姫路の石原・芦刈ペアが粘る太平洋工業の佐藤・福田ペアを突き放し④‐2で勝利した。この時点で東芝姫路3勝3敗、太平洋工業6が敗となり、東芝姫路の残留と太平洋工業の入替戦出場が決定した。

第24対戦  アドマテックス ③ - 0 ベスト
2勝3敗のアドマテックスと5連敗で苦しいベストとの対戦となった。第1試合は、アドマテックスの伊藤・小林ペアとベストの霜出・中西ペアの対戦。終始強気でラケットを振る伊藤選手の積極的な展開に霜出・中西ペアにミスが出る。要所で小林選手もポイントし④‐2で伊藤・小林ペアが先勝した。第2試合は、シングルスに安定感のあるアドマテックスの那須選手とベストの上野選手の対戦となった。序盤から那須選手が優位な試合運びで上野選手を圧倒。④-0で勝利した。第3試合は、好調のアドマテックスの松田・須藤ペアが④‐2で飯田・高橋ペアを破り、有終の美を飾った。これでアドマテックスの残留とベストの入替戦出場が決定した。

最終戦を前にしてワタキューセイモアが6勝、ヨネックスとダンロップが5勝1敗、アドマテックスと東芝姫路か3勝3敗、ナガセケンコーが2勝4敗、太平洋工業とベストが6敗という状況になった。現時点でベストと太平洋工業の入替戦出場が決定した。

第25対戦  ヨネックス ② - 1 ダンロップ
2位をかけた試合となったヨネックスとダンロップの対戦。第1試合は、ヨネックスの森田選手の上手いロブと黑木選手の要所を締める確実なプレーで粘るダンロップの岡村・森松ペアのダブルフォワードを振り切った。第2試合は、ヨネックスの貝瀬選手とダンロップの濱谷選手の対戦。前の対戦で長いファイナルゲームで敗れた貝瀬選手に対して、濱谷選手がカットサービスから主導権を握る。さらに、濱谷選手がストロークで押し込むと、疲れからかミスの目立つ貝瀬選手を一方的に④‐1で下した。3番勝負の第3試合は、ヨネックスの徳川選手が見事な配球でダンロップの大槻選手の動きを封じて1ポイントしか取らせず④‐0で勝利した。これでヨネックスの2位、ダンロップの3位が決まった。

第26対戦  ワタキューセイモア ③ - 0 ナガセケンコー
前の対戦で優勝を決めたワタキューセイモアは、伸び伸びとした試合運びで戦った。第1試合は、ワタキューセイモアの植田・松本ペアとナガセンコーの中川・芝崎ペアの大将対決となった。両チーム共に意地をかけた試合で一進一退の展開となり、第4ゲームのデュースを8‐6で取った植田・松本ペアがペースを掴み④‐2で中川・芝崎ペアを押し切った。第2試合は、今大会全勝の石井選手が安定した戦い方でナガセケンコーの濱村選手を寄せ付けず④‐1で下した。第3試合はワタキューセイモアの本吉・小松崎ペアとナガセケンコーの早川・根岸ペアが大接戦を繰り広げた。早川・根岸ペアがペースを握り3-1でリードするが、若い本吉・小松崎ペアは思い切ったプレーで劣勢を跳ね返し、ファイナルゲームも7‐2と圧倒し勝利した。

第27対戦   アドマテックス ② - 1 東芝姫路 
共に3勝3敗で残留の決まったアドマテックスと東芝姫路の対戦。第1試合は、ここまで全勝の東芝姫路の志牟田・泉谷ペアとアドマテックスの伊藤・坂本ペアの対戦となった。志牟田選手の中ロブとシュートボールの使い分けが巧く、坂本選手に全く仕事をさせず④‐0で先勝した。第2試合は、アドマテックスの那須選手と東芝姫路の藤川選手の対戦。広角に打ち分ける那須選手に粘り強く返球する藤川選手。お互いに譲らずゲームカウント2‐2からの第5ゲーム。サービスから藤川選手を崩した那須選手がペースを握り、2ゲームを連取して対戦をタイに戻した。第3試合は、この大会で引退するアドマテックスの須藤選手を3番に起用して臨んだ松田・須藤ペアと東芝姫路の石原・大平ペアの対戦。サウスポー同士の松田選手と石原選手の対戦は、松田・須藤ペアのカットサービスからのダブルフォワード戦法が機能して3ゲームを連取。流れを掴んだアドマテックスペアが④‐1で東芝姫路ペアを下した。

第28対戦  太平洋工業 ③ - 0 ベスト
6敗同士で7位・8位の決定戦となった太平洋工業とベストの対戦。両チームとも入替戦出場が決まった状況で行われた。第1試合は、太平洋工業の河浪・小林ペアとベストの霜出・中西ペアの対戦で始まった。序盤は小林選手のネットプレーや霜出選手のストロークエース等で互角のゲームであったが、第3ゲーム以降はベストペアにミスが続き④‐1で太平洋工業ペアが先勝する。第2試合は、太平洋工業の山宮選手が高い打点からシュートボールで攻め、ベストの上野選手を圧倒。④‐1で勝利した。第3試合は、太平洋工業の佐藤・酒井ペアが第1ゲームの長いデュースを9‐7で奪うと、第2ゲームを落としたものの、④‐1でベストの飯田・雨宮ペアを下した。太平洋工業は1勝6敗、ベストは0勝7敗で全日程を終了した。

これで女子の全日程か終了し、1位ワタキューセイモア、2位ヨネックス、3位ダンロップ、4位アドマテックス、5位東芝姫路、6位ナガセケンコー、7位太平洋工業、8位ベストとなった。この結果太平洋工業とベストが2月9日・10日に名古屋市露橋スポーツセンターでおこなわれる入替戦に出場することが決まった。

(文・愛知県ソフトテニス連盟)

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