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2018年12月号③ 第3回 世界ジュニアソフトテニス選手権大会③
選手感想~大会を振り返って~

今大会に出場した36名全員の感想を掲載します。国際大会を経験した彼ら選手の声が、これから世界を目指す若いプレーヤーや指導者の参考になれば幸いです。ただし、誌面の都合で全てを掲載できず、彼らの熱意あふれるレポートからの一部抜粋という形をとらせていただきました。ご了承ください。

【男子〈U-15〉】

幡谷 康平(高田商業高校)
●今回、キャプテンを務めましたが、普段目の届かないところまで気を使って見ることができるようになりました。
●フィジカル面では、トレーナーの指導の元、体幹や上半身、下半身の強化やランニングで持久力を高めるトレーニングをしてきました。
●U-21の方々を見ていると、大会に慣れていて食事もたくさん食べていました。また、伸び伸びとプレーしていました。もし国際大会に出場する機会があれば、次は今よりもレベルアップして、今回の悔しさを晴らしたいです。

武市 大輝(下松中学校)
団体戦では、選手として出場させていただきました。緊張感の中、どれだけ集中して自分のプレーができるか不安でした。しかし、先輩達の強い気持ちをいただき、思い切りプレーできました。大事な場面では、得意なパターンを作れませんでしたが…。先輩達の熱く強い気持ちで挑む姿を見て感動したので、これを忘れず、チーム日本として戦っていきたいです。

野田 楓磨(高田中学校)
●今大会に向けての取り組みは、ペアとのコンビネーションとカットサービス対策の他にシングルスの練習をしました。
●他の国では日本と違うプレースタイルやコートが多く、それに対応できる力をつけたいと思いました。

永江 孝二郎(高田中学校)
●今大会に向けての取り組みは、基本のレベルアップと足の使い方でした。
●ダブルスでは良い成績(優勝)を残すことができたのは、大きな自信になりました。
●初めての国際大会で味わった緊張感は、今までとは違うものでした。

菅野 晃太朗(領家中学校)
●今大会に向けてハードコートとクレーコートに慣れるための練習を行いましたが、数回しかできず慣れるまでには至りませんでした。あとは、サービスの打ち分けを重視。コースを狙えるサービスを打てるようにしました。
●どういう試合になるか予想できず、日本の試合とは全く違う部分がありました。そこに苦労しました。
●もう一度、この舞台に立ちたいと思います。そのためには、国内で勝つのはもちろん、海外のライバルを作っていくことが大事だと思います。

松本 隼(輪島中学校)
●対戦相手がどのようなプレースタイルなのかわかりませんでしたが、今大会に向けてネットプレーの決定力を上げるため、基本的な技術・動きを見直し、どんな相手にも対応できるようにしてきました。また、重要なフットワークの強化も行いました。
●金メダルを目標にしていた分、メダルを獲得できなかったのがすごく悔しいです。全ての面で成長して、次回は金メダルを持って帰れるように頑張りたいです。
●今まで味わったことのない緊張や感動、喜びがあり、とても良い経験になりました。


【男子〈U-18〉】

高倉 和毅(早稲田大学)
●今大会に向けての取り組みとして、ダブルスは変則プレーをする相手が多いので、足元に落とすボールやロブを意識していました。また、シングルスでは特に自ら前に出てプレーすることが重要なので、ボレーやスマッシュなどにも取り組みました。
●前に出てプレーすることを習得することは、試合の中で大きな差を生むことがよくわかりました。
●多くの方に知ってもらえるような、また、憧れを持たれる選手になって、国際大会で金メダルを取りたいと思います。

林 誠太朗(同志社大学)
●上からのサービス&ダブルフォワードで攻めてくる相手に対して、相手の足元に落としたり、相手の嫌なところを突き、好きに攻めさせなかったことが良かったです。
●常に精神面をコントロールして、同じ気持ちで戦わないと勝てないことを改めて感じました。
●初めは不安でした。自分のテニスで通用するのかと。しかし、2ヶ月の準備で1つひとつ不安を取り除いていくことができ、最後は自信につながりました。
●今回得たことを次に生かすため、練習では常に本番を意識して取り組みます。

福田 成海(東北高校)
●今大会に向けて強化してきたのは、フィジカルの他にボレーとスマッシュの決定力を上げることでした。特にフィジカル面は力を入れました。
●国際大会ならではの雰囲気や食べ物の違い、1日の中でハードとクレーで試合をするなど、日本ではあり得ないことを知れたことは、今後の自分のテニスに大きなプラスになると思います。

北野 亮介(東北高校)
●世界大会で勝つためには、予想外のことが起きてもうまく対応していかないと勝てないと感じました。
●ハードコートで競った試合を1試合しただけなのに、次の試合からは自分の思うように動くことができませんでした。
●リスクを負いながらカットを打つことができたのは、どんなボールが来ても対応できるという自信があったからだと感じました。

中別府 凌(高田商業高校)
初めてしんどいシングルスをしました。こんなに1本を取るのが辛いのか、1ゲームを取るのが辛いのか。この大会で成長することができたと思います。試合が終わった後、見ていた観客の方々が全員拍手をしてくれました。悔しかった面もありましたが、これほど気持ちの良い終わり方はなかったと感じました。

林 湧太郎(高田商業高校)
●今大会に向けて強化してきたのは、ボレーやスマッシュ、ストロークなどの技術でした。勝つためには正確に狙えるようにならないと思ったからです。しかし、今大会で考え方が変わり、ボールのところに行けば狙ったところに打てることを学びました。今後はフィジカルを高めていきたいです。
●ダブルスではハードコートでカットサービスを使い、クレーコートではサービスでしっかり始めることができたと思います。


【男子〈U-21〉】

本倉 健太郎(明治大学)
●今大会に向けて取り組んできたことは、サーブレシーブとダブルフォワード対策です。韓国と中華台北の選手はダブルフォワードの選手が多くいるため、ネットすれすれのボールを打つ練習やカットサービスの返球を練習してきました。
●ダブルフォワードと対戦するのが苦手だったので、苦労しました。

丸山 海斗(明治大学)
●今大会に向けて取り組みでは、ダブル前衛に対してのレシーブとレシーブを打った後にどう攻めていくかというパターンの強化を行いました。また、ディフェンスのボレーの強化にも努めました。
●取り組み期間では、中華台北や韓国の選手ほどできる人がいない点が苦労しました。その意味で、世界ジュニアに出場するメンバーで練習する機会があったことは、出場する上で非常に大きかったと思います。

上岡 俊介(同志社大学)
●シングルス準々決勝はファイナルデュースでぎりぎり勝利しましたが、フィジカル的に限界で続く準決勝で満足のいくプレーができなくて悔しかったです。この経験から、フィジカルを上げて最後まで戦い抜けるようになりたいと思います。
●次の国際大会に向けて、自分の足りないところがたくさん見つかったので試合後に後悔しないように調整することと、海外の選手の特徴や戦い方がわかったので、それらを想定した練習を行うことです。また、海外のシングルスの先方を取り入れたいと思います。

広岡 宙(NTT西日本)
●ダブルス、シングルスともに最後まで諦めずにプレーしたことは今後に生かせる経験となりました。
●今大会に向けて取り組んだのは、クレーでもハードでもいいように練習してきました。また、シングルスでは長江さんのアドバイスがあり、テンポの早さを生かして攻めるテニスを練習し、ツイスト処理のパターンも多く取り入れました。
●あと1点を取る厳しさは、いかに思い切ることができるかにあり、と改めて実感しました。

金子 大祐(明治大学)
●今大会に向けて、カットサービス&ダブルフォワードでの形式練習を重点的に取り組みました。不安はありましたが、試合ではうまくプレーできたと思います。
●自分と同世代の選手が大舞台で結果を出しています。自分も負けられないという気持ちがあり、国際大会で結果を残せるような選手になりたいと思います。

星野 雄慈(日本体育大学)
●今大会に向けて、ハードコートに慣れるということに重点を置いて練習してきました。シングルスでは、カットストロークの精度を高めるように練習してきました。
●今よりも技術的にも体力的にもレベルアップしていかないといけません。また、メンタル面でももっともっと強くならないといけないと感じました。特にメンタル的な部分でのプレーのブレをもっとなくしていく必要があります。

 

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