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日本ソフトテニス連盟 さんが 2018年11月6日 に登録
2018年10月号④ 第26回 日・韓・中ジュニアスポーツ交流競技会を振り返って③
どの国に行っても臨機応変に対応できる力をつけないといけないと思いました

竹田 真樹(三重 三重高校)

 初めての海外でとても不安がありましたが、韓国の人々はみんな優しく、環境も良く、とても過ごしやすかったです。
 自分が一番不安だったことは食べ物です。初めは日本との味付けの違いにびっくりし、あまり食べることができませんでした。日本代表として世界で戦うためには、自分の体は自分で体調管理をしなければなりません。どの国に行っても臨機応変に対応できる力をつけないといけないと思いました。体調管理は技術面以上に大切なことだと思います。
 技術面では去年と同じバックハンドの上手さに圧倒されました。バックに攻め込んでも逆に切り返しをされ、逆にポイントを取られることが多々ありました。フォアと同様に攻めたり、しのいだりバックだけでもいろいろな攻めの種類がありました。日本での戦い方とは違う戦い方をしないと勝てないと思いました。しかし、1つだけ韓国より日本の方が上だと思ったことはカットの精度です。カットをすると崩れることが多く、私はカットサービスから攻める展開を多く作るようにしました。しのぐカットではなく、攻めるカットを多く使いました。しかし、これから先世界で戦っていくためには、カットだけでは勝てません。韓国のバックに勝てないならば他の面で補えばいいのではと思います。フィジカル面、フォアの精度を上げるなど勝てる要素はたくさんあると思います。
 私は将来日本代表になって金メダルを取りたいです。今回経験したことを活かし、日々の練習に取り組みたいと思います。

バックハンドに新しい考え方があり、私自身のキャパシティの幅が広がりました

吉田 澪奈(大阪 昇陽高校)

 私は今回、初めて今大会のメンバーとして貴重な経験をさせて頂きました。今までとは異なる環境、メンバー、監督、トレーナーのもとで戦う試合は、雰囲気が違うだけでなく不安材料があったり、日本を背負う重さがありました。ですが、監督が日本代表に選びたくなった「何か」が1人ひとりにある自覚を持ち、不安に感じたとしてもそれが当たり前だと思って試合に臨みました。
 ライバルである韓国と試合をし、一番感じたことがあります。それは、どの選手もバックハンドの精度が高く、簡単にコースを変えて攻撃をしてくるということです。日本の選手はバックが苦手という人が多いですが、韓国の選手はわざとバックに回りこんで打つという、日本ではあり得ないことをしてきます。しかし、韓国ではそれが当たり前なのです。私達が何気なく打っているバックハンドに、また違う新しい考え方があり、私自身のキャパシティの幅が広がりました。
 そして私は、そんな韓国選手を相手にしてもひるむことなく、むしろ、圧倒している日本選手が仲間にいることを誇りに思いました。いつもなら、良きライバルとして切磋琢磨し、お互いを高めあっている私達が、このような機会でチームになり日本代表として戦えたこと、そのことに感謝の気持ちを忘れてはいけないと思いました。
 また、今大会が将来の自分の通過点として、かけがえのないものになり、成長のきっかけにもなりました。 本当にありがとうございました。

違う環境の中でも自分のプレーを最大限に発揮できる対応力を身につけていきたい

原口 美咲(福岡 中村学園高校)

 私は今回初めて今大会に参加させていただきました。今大会を通して、自己管理が大切だと改めて感じました。
 私は初めて海外で過ごしましたが、日本に比べて食べ物が辛く、生ものもあったのであまり食べられませんでした。バランスも偏ってしまいました。また、日本と違って水道水は飲むことができなかったので、ホテルからペットボトルの水を持って行って飲み物を作ったりして大変でした。
 プレー面では、韓国の選手のバックの技術の高さに驚きました。フォアとの差がなく、テンポを変えて打ったり、厳しいコースに打ったりとバックでの隙がないなと感じました。日本では、バックをフォアと同じ打球力で打てる選手は、あまりいないのでもっとバックを徹底して練習していかないといけないと思いました。
 また、日本ではオムニコートが主流ですが今回の大会はハードコートで試合し、カットサービスでは返すのに精一杯でした。ボールも止まり、思うように打つことができず、普段なら決まるボールも1本で決まりませんでした。ですが、どんな状況でも試合はあり、慣れない環境の中でも勝たなければなりません。違う環境の中でも自分のプレーを最大限に発揮するために様々なことに対応できる力を身につけていきたいと思います。
 そして、この経験を活かし大学でももっと上を目指していきます。

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