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2018年10月号② 第26回 日・韓・中ジュニアスポーツ交流競技会を振り返って①

 8月下旬に韓国・全羅南道の麗水市で開催された今大会。男女各6名が出場し、3戦全勝を果たしました。3日間にわたる戦いを通して、彼らは何を思い、何を感じたのでしょうか。先月号では川西総監督、池田男子監督、篠原女子監督の報告を掲載しましたが、今月号では選手の感想を紹介します。


試合は昨年韓国との試合経験が活きました。また積極的に交流を深めたのも良い経験に

林 湧太郎(奈良 高田商業高校)

 私は、2回目の日韓中ジュニアスポーツ交流競技会でした。昨年は日本で開催されたので、コートサーフェスも普段から練習しているオムニコートだったので良いパフォーマンスを発揮することができました。また、食事の面でも栄養やバランスが管理されており、練習以外のところでも考えさせられました。
 今回は、韓国で開催され、コートサーフェスはハードコートでした。最初は、バウンドなどが変わり、慣れませんでしたが、徐々に対応していくことができました。また、食事の面では食文化の違いもあり、味や辛さには食べにくさを感じました。
 そして、試合では、昨年韓国の選手とした経験が活きました。バックで攻めてくることや、ラリーの中でカットをしてくることが分かっていたので昨年より良い展開に持っていくことができました。
 また、試合する目的に加え、もう一つの目的は国内外の選手や他競技の選手との交流を行うことでした。なぜなら、昨年は交流のイメージが少なかったからです。なので、今回は積極的に交流を深めたことで異文化も知ることができたので良い経験になりました。
 最後に、今大会で得た経験をこれかのソフトテニスや様々なことに活かしていきたいと思います。

海外の選手は体も大きくフィジカルがとても強い。試合では多彩な攻撃をしてきました

田中 駿平(大阪 上宮高校)

 僕は、今回が初の国際試合でした。コートも日頃練習しているオム二コートではなくて、ハードコートでコートサーフェスも違っていたので、いつもより気を使う部分が多かったです。また、今回で一番苦戦したのは食事でした。日本の食事とは違ってすべての食べ物が辛かった印象があります。日数を重ねるごとに辛さにも慣れてきましたが、最初はあまり食べることができず体重が減ってしまったりしたので、体重をキープしてコンディションを整えることが大変でした。
  そのほかに、海外の選手は体も大きくフィジカルがとても強くて試合では多彩な攻撃をしてきました。韓国の選手はバックストロークの精度がとても高くて、スライスやシュートボールを打ち分けてきました。
 試合以外で海外の選手と交流する機会があって、そのときにバックストロークの打ち方を教えてもらえたので、練習して韓国式のバックストロークを取り入れていきたいと思いました。韓国の選手はとてもフレンドリーで、僕たちの部屋に来てユニフォーム交換や一緒に写真を撮ったりして、交流が出来てとても楽しかったです。今後、こういった選手とアジア大会などの大きな大会で金メダルを争って行くことになると思うので、将来活躍できるように今のうちからテニスのスキルやフィジカルの強化に力を入れて取り組んでいきたいと思いました。
 最後に、こういった海外の選手と試合をする機会はほとんどないけれど、あまり出来ない分、得る事はたくさんあったので、もっと海外の選手と試合が出来る機会が増えればいいなと思いました。

推薦された選手としての心構えとフェアプレーを心掛け、全力で競技に参加しました

真玉 大輔(島根 松江工業高校)

 今回、韓国・全羅南道の麗水市で行われた今大会に参加しました。国際大会ということで、今までとは環境も違い、苦労した1週間でした。
 まず、生活面では言語や文字が違い、会話が困難で苦労しました。しかし、それも国際交流の一つだと思いました。言葉が通じない中でどのようにして相手に言いたいことを伝えるかを考え、ジェスチャーや英語を使って伝えることができました。食事では、日本とは違い辛めの味付けで食の文化も違うのだと改めて感じました。
 競技面では、推薦された選手としての心構えとフェアプレーを心掛け、全力で競技に参加しました。日本代表として参加する以上、競技以外の場でも日本人として見られており、1人の言動が日本人全体の言動として思われるので、常に気を配って行動しました。また、試合中は対戦相手に敬意を表し、同じテニス選手として真剣勝負ができました。審判の判定が明らかに違い、不満を覚えるという場面があったとしても、ミスは誰にでもあると考え、試合中の発言や態度で相手を挑発したりする事が無いようフェアプレーを心掛けました。それが出来てこそのスポーツを通じての国際交流だと思いました。
  日本代表として1週間を過ごし、日の丸を背負う重圧など代表選手しか体験できない貴重な体験をさせていただき、自分のスキルアップに役立ったと思います。また、帰路の空港で選手団の服を着用しており、たくさんの視線を感じました。そのように代表選手として見られているという自覚を忘れず、これからの生活を送り、再び日本代表として選出されるよう過ごしていきたいと思います。

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