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日本ソフトテニス連盟 さんが 2019年12月13日 に登録
2019年12月号④ 第1回 アジア大学ソフトテニス選手権大会を終えて②
ストロークの精度の高さの必要性を感じた

高倉 和毅(日本学連.早稲田大学)

今回の国際大会では今までの大会とは異なり、普段は韓国や中華台北の技術に驚くことが多いのですが、ハードコートでのテニス、環境、メンタル面などについて主に感じたことが多いです。
初めに、ハードコートではやはりストロークでの決定打がなかなか難しいのでカットボール中心のテニスになると考えていたのですが、それよりもストロークの精度の高さの必要性を感じました。角度、深さ、高さなど高いレベルで行える人が上位に上がっていたと感じます。カットボールは重要ではありますが、簡単に頼っていいボールではないと感じました。
次に環境面ですが生活面は誰もが知っていることですが、審判の制度に今回は驚きました。国際大会でもセルフジャッジであったり、硬式と同じような感覚でいる審判がいたりと考えさせられることが多かったです。
最後に、メンタル面では他国は大会に賭ける思いが強いと感じました。日本があまり、というわけではありませんが、他国の必死さがとても伝わり押された気がします。多くのことを克服し、どんな逆境にも耐えうる技術をつけ、また機会があれば挑みたいと思います。

【要望】
とても充実していたと思います。少し感じたのはトレーナーの変化だと思います。帯同するトレーナーが変わると動き方も大きく変わり、最初は少し戸惑いました。中野トレーナーであれば積極的に関わり時間を一緒に過ごしながら動いてくれるところを、小亀トレーナーは自由行動が多く特に女子中心な視点から見ることが多かったです。お金の面など難しいところはあるかもしれませんが、男女1人ずつトレーナーがいればもっと動きやすいかなと思いました。


相手選手の自信を持って試合に臨んでいた点がすごかった

齋藤 龍二(日本学連.明治大学)

今回初めての国際大会への参加となりました。ハードコートといういつもと違うコートサーフェスや、食べ慣れていない食事、セルフジャッジなど初めてのことが多くあり、とても勉強になりました。
しかし、テニスの面では課題が多く残る結果となりました。大きく分けて2つあるのですが、1つ目は自分からのミスが多いということです。海外の選手はいいボールを打たれて決められることはあっても、あまり自分からミスるというのがないなと思いました。2つ目はメンタル面です。自分は試合中焦ったり、慌てたりすることが多かったのですが、相手選手は自信を持って試合に臨んでいたのがすごいと思いました。今回の経験を糧にしていきます。

【要望】
事前合宿などチームで練習してみたかったです。


韓国や中華台北の選手はその場に応じて戦術や陣形を変えてくる

上岡 俊介(日本学連.同志社大学)

〈アジアジュニアを終えて〉
今回のアジアジュニアでは、大学生として2回目の国際大会で、その場の雰囲気や緊張感を知っていたため、比較的やりやすかったです。試合についての感想としては、韓国や中華台北の選手はその場に応じて戦術や陣形を変えてくるため、様々な陣形ができなければ勝つことができないということから、事前にダブルスのペアである広岡と話し合い、雁行陣での形だけでなくダブル前衛での戦法も考えて練習しました。事前に考えていた通りの試合運びで結果を残すことができて今後の自信に繋がりました。また、このような機会があれば、ダブルスだけでなく、シングルスでも結果を残せるように頑張りたいと思います。

〈アジア大学を終えて〉
アジアジュニアからアジア大学の試合が立て続けにあり、コンディションが悪い状況での試合となり、その状況下で結果を残すことができないのは自分の準備不足と体力不足であると感じ、さらに課題が見つかった大会となりました。
ダブルス、シングルスの印象としては、勝ちきることがいかに難しいかということです。中華台北の選手はどんな状況でも歯を食いしばって向かってくるため、勝っていようが油断ができない相手でした。シングルスでも勝ちきれずに負け、ダブルスでは大事なポイントでの失点が目立ち負けてしまいました。今回の大会で自分の課題が明確にわかったので、それを克服し、負けない選手になれるように頑張りたいと思います。


対戦者との小さな差が勝敗を大きく左右したのでは

福田 成海(日本学連.法政大学)

 僕自身、国際大会は今回で2回目ですが、今回の方が戦えた感がありました。しかし、もっと上に勝ち上がって行くためには、まだまだ足りないことが多いと感じました。ゲームポイントやマッチポイントの1ポイントを取り切れないでそのまま追いつかれて逆転されたり、ラリー中に一瞬、足が止まってしまったり、小さなことですが、そこの差が勝敗を大きく左右したのかなと思います。
 僕個人の結果としても国別対抗で銀メダルのみと悔しい結果になってしまったので、来年のアジア大学でリベンジできるように、これからもっともっと勝ちにこだわってやれることを全部やっていきたいと思います。


対戦者はミスや決められた時の気持ちの切り替えが早く次のプレーの影響が少ない

谷口 睦(日本学連.関西大学)

 アジア大学は初日から高熱を出してしまい、チームや周りの人に本当に迷惑をかけたと思います。体調が回復し団体戦にはなんとか出ることができましたが、決勝の中華台北戦でファイナルまでいきながらも負けてしまったことが最大の心残りです。
 こういった国際大会は初めてでしたが、メンタル面や技術面共に海外の選手の方が割り切ってやっていたと思いました。というのも、ミスや相手に決められた時の気持ちの切り替えが早く、次のプレーの影響が少ないことが特に感じたことです。メンタル面はすぐには強化できないところですが、これから海外の良さを取り入れて練習や試合に取り組んでいきたいと思います。


相手にずっとリードされる展開が続いてしまうことが多かった

増田 祐太(日本学連.関西大学)

 海外で試合をするというのは僕にとって初めての経験でしたが、とても悔しい結果に終わってしまいました。ダブルスでは雁行陣で試合できずに終わってしまい、せっかく日本でハードコートの練習を何回かしてきたのに、ダブルスできちんと試合できないということがとても悔しいと感じました。団体戦では、雁行陣で試合できましたが、決勝で自分らが勝たないといけない場面で負けてしまったので銀メダルになってしまいました。


softtennis201912
記事提供:日本ソフトテニス連盟<機関紙2019年12月号より>
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(写真提供:ベースボール・マガジン社)

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