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日本ソフトテニス連盟 さんが 2019年9月11日 に登録
2019年9月号② コリアカップ2019②

◆臨機応変に相手に対応する力が問われることを再確認
 高倉 和毅

今回のコリアカップでは、コートサーフェスへの対応が課題でした。アンツーカーでの試合は想像をはるかに上回るやりにくさで、雰囲気への慣れや外国人のテニスに対応することよりも難しい問題でした。
今回、U-20チームでの参加で代表と試合をすることを考えていましたが、結果を見るとシングルスでは全員代表ではない人達に負け、力の差を見せつけられたような気がします。ダブルスにおいては日本のテニスは通用するように感じましたが、他国の型のない展開に未だに対応が遅れてしまいました。1回毎に相手が変わる国際大会のトーナメントでは、臨機応変に相手に対応する力が問われることを再確認しました。
ナショナルチームで臨めばおそらく勝てるだろうことは予想がつきます。U-20とナショナルチームの差を改めて再確認し、また一から頑張ろうと思える韓国遠征でした。

◆これからはフィジカルの強化を一番に取り組んでいきたい
 大友 駿

全体的に韓国代表は体格が良かったです。打ち負けるところを見ていません。それはやはりフィジカルが強いからだと言えるでしょう。ダブルスの弱点はよく分かりませんが、シングルスではショートボールの処理が甘いと感じました。そのショートボールが厳しいのかもしれないが、そう感じました。
ダブルスを対戦してみて思ったことは、ファーストサービスの確率の良さと、私たちのファーストサービスが入らなかった時の絶望感です。それは、韓国のレシーブの攻撃が強すぎるからでした。厳しいコースに速いボールで攻めてくるからです。また、前衛の仕掛けるタイミングが日本より早かったです。分析が速いのか、先に仕掛けることを意識しているのか分かりませんが、先に仕掛けてくる場面をよく見た。しかし、駆け引きの面では日本の方が上手いと感じました。したがって、なるべくラリーに持ち込めば前衛がポイントできる場面が増えると思いました。
シングルスではとにかくミスをしないことです。ベースライン付近に深いつなぎのボールを打っていました。日本はつなぎのボールが短くなって、そこから前で攻められる場面をよく見ました。そして、ショートボールの精度が高かったです。決して甘くならず、でも有効打でした。
対戦する時は、なんでもないボールをミスしてしまうようでは試合にならないと思います。ストロークの精度を上げ、日本人の強みである機敏性を活かしたフットワークを身に付けることが重要だと感じました。
中華台北のダブルスは日本らしい形というか、それに近いように感じました。ただ、要所でのミスが僕達の方が多かったから負けました。ファーストサービスの確率が高く、レシーブから攻めることがなかなかできませんでした。また、速いサービスでも打ち返せるような強いフィジカルが必要だと感じました。シングルスの決勝の選手は、点が欲しい時はバックでショートボールを狙ってきていました。 弱点はボレーだと思います。
韓国の選手も中華台北の選手も、その他の国の選手も同じ人間だから心理戦は日本と同じように通じるところがありました。これからは、まずフィジカルの強化を一番に取り組んでいきたいと思いました。
今回メンバーに選んで頂き、本当にありがとうございました。良い経験であったと思えるように、負けた悔しさを忘れないようにして、今後日々の練習に励んでいきます

◆韓国選手のようにバックをもっと上手くなって、相手を騙していけるようにしていきたい
 笠井 佑樹

コリアカップ大会では沢山のことを学ぶことができました。相手選手の情報が少ない中、自分達のプレーで戦えました。
日本のコートとはまた違うアンツーカーで試合をしましたが、相手のボールが滑って来て中々対応することができませんでした。しかし、試合をするにつれ対応することができ、最後には自分のプレーを出し切れました。
韓国選手はバックが上手くてどこに打ってくるか分かりませんでしたが、話し合い作戦を立ててやれば展開につなげられました。韓国選手のようにバックをもっと上手くなって、相手を騙していけるようにしていきたいです。 
今回の大会を活かしてこれからの大会につなげられるように頑張りたいと思います。

◆敗因は勝負に対する執念の差
 宮下 こころ

今回のコリアカップは主にアンツーカーコートで行われ、足の踏ん張りが効きにくい中、シングルスではミスが出て、ダブルスでは負けた試合で後半に仕掛けがなくなってしまい、そこを反省しています。
韓国の相手を見ると勝てない相手ではなく、敗因は勝負に対する執念の差だと感じました。韓国の選手は、シングルスではバックハンドの強さ・うまさが目立ちましたが、ダブルスでは、フォアハンドの甘さがあるなと感じました。
代表選手のペアは、コミュニケーションをとってゲームを展開し、先手を取っていたように思いました。
今回の大会を活かして、国際大会で金メダルを取れるような強い選手になって、感謝の気持ちを忘れず、努力をしていきたいです!

◆ペアと話し合い、しっかり対策を立てて戦うことができた
 久保 晴香

今回、コリアカップに参加させてもらって、自分にとってとてもプラスになる経験ができました。
今回大会が行われたコートは、日本では珍しいアンツーカーコートでした。クレーコートよりボールも滑ってくるし、自分の足も滑って対応するのがとても大変でした。
韓国の選手は定評通りバックハンドがとてもうまく、コースも多様。前衛としてもコースを絞りにくく、なかなか捕まえられませんでした。しかし、そんな中でペアと話し合い、しっかり対策を立てて戦うことができました。
日本とは違い何が起こるか予想がしにくい状況で、自分のプレーができたことは自信になりました。今回の悔しい結果を無駄にしないように、今後の試合につなげていきたいです。

◆大会期間中のウォーミングアップやクールダウン、試合の合間の過ごし方が勉強になった
 早川 日向

今回初めて国際大会に出場させて頂き、日本とは違った環境で戸惑いがありましたが、様々な国の選手と対戦することができ、とても良い経験になりました。
試合では、コートサーフェスに対応する事ができず先攻されましたが、自分のリズムを取り戻し、思い切ったプレーをする事ができました。韓国の選手と対戦した際に、ショートボールの返球ミス・返してからの失点が多くありました。この反省を活かし、改善できる様、日々の練習に取り組んでいきたいと思います。
また、大会期間の中でウォームアップや、クールダウン、試合の合間の過ごし方など、とても勉強になりました。
今回の経験を無駄にしないよう、自分自身で考えながら練習、行動し、今後の大会で活躍できる選手になれる様、精進していきたいと思います。

◆先に打ち込んだりラリー中のスライスやバックハンドが目立った韓国に刺激を受けた
 黒田 奈穂子

2回目の国際大会だったコリアカップでは初日の練習の時、なかなかコートのサーフェスに慣れずに調子が全く出ませんでした。
シングルスはそのままの状態で自分の力が発揮できず終わってしまったのですが、3日目のダブルスからコートの状態に慣れ、試合展開を作ることができました。
今回、全てのタイトルを韓国に取られてしまい、韓国は先に打ち込んでいるし、ラリー中のスライスやバックハンドが目立ち、とても自分の中で刺激を受けました。

◆相手のいないところを見極め、攻撃することを目標として取り組んだ
桑名 優依

私は初めてこのような大会に出させていただきました。
試合での自分は速いスマッシュをコートに打ち付けることよりも、相手のいないところに落とすことが得意です。だから、今回の大会では相手のいないところを見極め、攻撃することを目標として取り組みました。
韓国の選手と試合するのは初めてだったのでそれが有効か不安でしたが、挑戦した結果、自分たちの流れに持っていくことができました。韓国選手はバックでのクロスロブがとても上手で日本ではなかなか見ないプレースタイルです。このプレーを取り入れたら、とても強みになるなと思いました。
この大会で自分の課題などが見つかり、とても良い経験ができ、次の大会に生かしたいと思いました。


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今大会に出場した日本選手。結果は厳しいものだったが、それぞれ課題を見つけたことは収穫だった。

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今大会に参加した各国の選手達とスタッフ



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記事提供:日本ソフトテニス連盟<機関紙2019年8月号より>
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(写真提供:ベースボール・マガジン社)

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