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2019年1月号① 第36回ソフトテニス日本リーグ①
男子はNTT西日本が戦力の厚さと強さを見せつけ9年連続優勝!
女子はワタキューセイモアが7戦全勝で3年ぶり2度目の優勝を飾る

■第36回 ソフトテニス日本リーグ
期間/2018年12月14日~16日
場所/愛知県・豊田市スカイホール豊田

開催地を愛知県豊田市のスカイホール豊田に会場を移して3回目となった今大会。昨年12月14日から16日までの3日間にわたって熱戦が展開されました。この結果、男子はNTT西日本が9年連続優勝。女子は昨年のチャンピオンであるヨネックスを下したワタキューセイモアが6戦全勝し、3年ぶり2度目の優勝を飾りました。

愛知県ソフトテニス連盟から届いた詳細な報告のうち、大会3日目を紹介します。

男子(大会3日目)

NTT西日本・ヨネックスが5連勝、ワタキューセイモアが4勝1敗、東邦ガスが3勝2敗、宇部興産が2勝3敗、京都市役所が1勝4敗、トヨタ自動車・アキムが5連敗となった。

第21対戦  NTT西日本 ③ - 0 東邦ガス
ここまで危なげなく5戦全勝のNTT西日本と3勝2敗の東邦ガスの対戦となった。第1試合は、東邦ガスの安藤選手が早いテンポで仕掛けポイントを取るが、今大会初出場のNTT西日本の村田選手も粘り強いストロークで一進一退の攻防。3-3となる。ファイナルゲームは要所でポイントした広岡選手の活躍から7-5で取り、NTT西日本が先勝した。第2試合は、NTT西日本の船水選手が相手のバックを攻めチャンスボールをサイドライン上に打ち込み有利な展開を作る。一方、東邦ガスの小栗選手もショートボールで相手を揺さぶるが、地力に勝る船水選手が④-1で勝利した。第3試合は、東邦ガスが第1ゲームを4-0で取るが、カットサービスとダブルフォワードで攻めるNTT西日本が実力を発揮し④-1で勝利した。NTT西日本は5戦全勝、東邦ガスは3勝3敗となった。

第22対戦  ヨネックス ③ - 0 ワタキューセイモア
5戦全勝のヨネックスと4勝1敗のワタキューセイモアの対戦。第1試合は、ヨネックスの高月選手が序盤に相手の配球を読み切り、ポイントを重ね2-0とリード。しかし、ワタキューセイモアの的場選手も割り切ってシュートボールを打って2-2と追いつく。ここから粘り強さを見せたヨネックスが④-2で勝利した。第2試合は、安定感のあるヨネックスの桂選手が危なげない試合運びで④-1と勝利。この対戦で勝利を決めた。第3試合は、ヨネックスの柴田選手の切れのあるカットサービスや強気で打つ鹿島選手の安定したストロークで試合を終始優位に進め④-2で勝利した。ヨネックスは6戦全勝、ワタキューセイモアは4勝2敗となった。

第23対戦  トヨタ自動車 ② - 1 京都市役所 
1勝4敗の京都市役所と、負けたら入替戦出場が決定する5敗のトヨタ自動車。両者共に負けられない対戦となった。第1試合は、トヨタ自動車の黒木選手がダブルフォワードの京都市役所に強打とロビングを混ぜ相手のミスを誘い3-2とリードする。第6ゲーム以降はスマッシュが決まり出した京都市役所がポイントを重ね④-3で勝利した。第2試合は、京都市役所の清原選手が第1ゲームを取るが、第2ゲーム以降はトヨタ自動車の瀬口選手が相手のバックにボールを集め、そこからストレートのパッシングやカットストロークでポイントを重ね④-1で勝利。対戦成績と1勝1敗とした。勝負のかかった第3試合は、序盤は積極的に決めに行くトヨタ自動車の須内選手のミスが多く1-2とリードされるが、藤選手の強打が決まり2-2となる。第5ゲームは一進一退の攻防が続き、ポイントが決まり出した須内選手の活躍で取ると、最後は4-0でトヨタ自動車が押し切り④-2で勝利した。トヨタ自動車は初勝利、1勝5敗となった京都市役所は入替戦出場の可能性が残った。

第24対戦  アキム ② - 1 宇部興産 
ここまで2勝3敗の宇部興産と5敗のアキムの対戦。第1試合、後がないアキムの白井・堂野ペアはダブルフォワードで積極的に攻め3-0とリード。動きの良くない宇部興産の河村選手もなんとか粘り、久野選手の連続ポイントもあって2ゲームを取り返す。しかし、アキムペアが第6ゲームをあっさり4-1で取り、アキムが④-2で先勝。第2試合は、シングルス巧者である宇部興産の荒尾選手が危なげなく④-0で勝利し、対戦成績を1勝1敗となった。第3試合は、お互いに緊張感からか動きが良くない後衛に対し両前衛がポイントを重ねる展開が多く1-1に。第3ゲーム以降は宇部興産の川崎選手のストロークが甘くなったところをアキムの大関選手が要所でポイントを締め④-1でアキムが勝利した。アキムは大きな1勝をあげ、全敗チームが無くなり残留をかけた争いは混戦となった。

第25対戦  NTT西日本 ② - 1 ヨネックス
全勝同士の優勝をかけた戦いになった最終戦。王者NTT西日本にヨネックスがどんな戦いを挑むか注目の対戦である。第1試合は、気合の入るヨネックスがボレーフォローを決め第1ゲームを先取するが、切れのあるカットサービスやミスのないレシーブを続けたNTT西日本が一気に4ゲームを連取し④-1で先勝した。第2試合は、ここまで全てシングルスで出場しているヨネックスの桂選手は連戦の疲れから早めに仕掛けてミスする場面が多い。一方、多彩な攻撃を仕掛けるNTT西日本の広岡選手が④-1で勝利して今大会の優勝を決めた。第3試合は、ここまで1試合も負けていないNTT西日本であったが、ヨネックスの柴田選手の切れのあるカットサービスや反応の早いボレーフォローなどで一気に3ゲームを連取し3-0とする。意地を見せたいNTT西日本の船水・林ペアは1ゲームを返し、第5ゲームの相手の3本マッチを凌いでこのゲーム11-9で取るが反撃もここまで。④-2でヨネックスが勝利し一矢を報いた。NTT西日本は全勝で9年連続優勝を決めたが、惜しくも完全優勝にはならなかった。

第26対戦  東邦ガス ② - 1 ワタキューセイモア
3勝3敗の東邦ガスと4勝2敗のワタキューセイモア。勝った方が3位となる対戦である。第1試合は、ワタキューセイモアの的場選手の強打が決まり第1ゲームを先取するが、東邦ガスの坂口選手の安定したストロークと要所を締める安藤選手のボレーなどで一気に4ゲームを連取。東邦ガスが④-1で勝利した。第2試合は、両後衛とも多彩な攻撃で一進一退の見応えのある試合になり、3-3の接戦に。ファイナルゲーム、東邦ガスの小栗選手が5-0とリードしたがワタキューセイモアの村田選手も追い上げる。6-6となるが、最後は小栗選手が振り切って④-3で勝利した。今大会初登場同士の対戦となった第3試合は、東邦ガスの鈴木・今井ペアが元気よくプレーし3-1とリードするが、ワタキューセイモアの大橋・後藤ペアも追い上げ3-3に。ファイナルゲームも12-10でワタキューセイモアが競り勝ち一矢を報いた。この結果両チームとも4勝3敗となったが、直接対決を勝った東邦ガスが3位、ワタキューセイモアが4位となった。

第27対戦  宇部興産 ② - 1 京都市役所 
負けると入れ替え戦の可能性が残る2勝4敗の宇部興産と、勝つことが残留の絶対条件である1勝5敗の京都市役所。共にプレッシャーのかかる対戦である。第1試合、ダブルフォワードの京都市役所は早い勝負を仕掛けテンポよくポイントを重ね3-0でリード。しかし、第4ゲームから宇部興産は京都市役所の東選手をロビングや強打で揺さぶりをかけミスを誘って3-3に追いつく。ファイナルゲームは中ロブで相手の陣形を崩した宇部興産が7-4でとり大逆転勝利。第2試合は、シングルス巧者である宇部興産の荒尾選手が終始安定したストロークからポイントを重ね④-0で圧勝した。第3試合は、両後衛とも強気で打ち合う展開。攻め切った宇部興産が2-1でリード。第4ゲーム以降は、京都市役所の花田選手が戦術を変えて中ロブを多くして相手のミスを誘うと3ゲーム連続奪取。京都市役所が④-2で勝利した。京都市役所は、1対戦目の逆転負けが大きく入れ替え戦出場が決定した。

第28対戦  トヨタ自動車 ③ - 0 アキム
負けると入れ替え戦が決定する共に1勝5敗同士の対戦となった。第1試合、今大会2回目の出場となるトヨタ自動車の黒木・郷ペアは思い切りのよいプレーで3-0とリードする。アキムも白井選手の思い切ったパッシングなどで1ゲームを返すが、要所でポイントを締めたトヨタ自動車が④-1で勝利した。第2試合は、いきなり8ポイント連続奪取したトヨタ自動車の瀬口選手が2-0とリード。一方、アキムの雁金選手も粘り強く1ゲームを返すが、最後までミスが少なった瀬口選手が④-1で勝利した。この時点でアキムの最下位が確定した。第3試合は、両チームとも素晴らしいラリーの応酬から前衛のボレーフォローの応酬でハイレベルな戦いとなった。ファイナルゲームにもつれた試合は、トヨタ自動車の藤選手の強気で攻めるボールが決まり7-3でトヨタ自動車が勝利した。

この結果、1位NTT西日本 2位ヨネックス、3位東邦ガス、4位ワタキューセイモア、5位宇部興産、6位トヨタ自動車、7位京都市役所、8位アキムという順位となった。
惜しくも完全優勝を逃したが、NTT西日本の戦力の厚さと強さが目立った大会であった。日本リーグに3年振りに復帰したトヨタ自動車は、若い選手が多くベテランの選手を相手によく健闘した。

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