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2018年6月号① 全日本アンダー14男女チーム 合同強化合宿(1)

5月下旬に三重県鈴鹿市で全日本アンダー14男女チームの合同強化合宿が行われました。

■全日本アンダー14男女チーム 合同強化合宿

期間/2018年5月26日~31日
場所/三重県鈴鹿市 三重交通G スポーツの杜

【男子】
監督/橋本 康徳
コーチ/松元 誠二
トレーナー/深間内 誠
選手/20名(欠席者なし)

【女子】
監督/安達 和紀
コーチ/海江田 佐奈美
トレーナー/高川 亜紀
選手/20名(欠席者なし)


【男子】合宿の成果

合宿の目標である「ミックスダブルスの経験」「バックハンドストロークとサービスの強化」。
「フィジカルの強化及びコミュニケーション能力の向上への取り組み」は、概ね予定通り行うことが出来た。
また、世界ジュニアの選考も兼ねた合宿であり、選手のモチベーションが最後まで途切れることがなかった。
2月に行った合宿ではさほど目立たない選手が、今回の合宿では高い成長を遂げている選手もおり、
若い選手の可能性を大いに感じることが出来る充実した合宿となった。


【男子】今後の課題

アンダー14世代の選手にも、最高のパフォーマンスを出すための考え方や心の持ち方など、メンタルに関するトレーニングが必要である。
また、食生活でも食事の大切さを考えて栄養を摂取する選手と何も知らずに食事をとる選手では、1年後には体つきや体力面でも大きな差が出てくる。
次回からの合宿の中では、少しでも選手の意識が変わるように指導していきたい。
実施時期については、5月末の合宿時期は体育大会・修学旅行など学校行事と重なる生徒も多く実施時期の再考が必要である。

【女子】合宿の目的

選手として必要な「心・技・体」を更に向上させ、高い目標を持って日々の生活を過ごすよう、また、指示待ちの選手ではなく、自らの意思で行動できる選手になるよう指導する。
技術的には、前回の合宿で学んだステップ、体の使い方等、基本的な技能を再確認すると共に、ゲームに於ける攻めを考えさせる。
ハードコートを使用して人工芝と違うバウンドや体への負担の大きさ等を体験するとともに、ミックスダブルスゲームを行うなかで、
男子のスピードのあるテニスを体感させ、体の使い方や、様々なゲームに対応する能力を養う。
シングルスについては、攻めと守り、つなぎ方など、シングルスゲームの戦い方の基本を習得させる。

【女子】合宿の成果

各種トレーニングにも慣れ、素早い反応と動作により、スムーズなステップやフットワークが徐々にできるようになってきた。
高川トレーナーの指導のもと神経系の発達を促すトレーニングを数多く行い、要領よく体を動かし、ケガの少ない体づくりの基本を学んだ。
選手をグループに分けて、各グループでトレーニングやアップを行わせることで、確実に会得できるよう指導した。
ミックスダブルスでは、男子のスピードあるボールを体験したが、速さに負け遅れる場面も多くあった。しかし、早いリズムで準備をすれば対応できることも確認できた。
ハードコートでは、バウンドの違いや、足腰への負担の大きさから、体の疲れが何倍にもなることを体験した。
後半にはクロスカントリーコースのランニングや体幹トレーニングを厳しく行うことで、チームの一体感を醸成させた。


【女子】今後の課題

フィジカル面において体幹が弱く、プレーにおいて臨機応変な対応ができない場面もあった。また、メンタル面では、勝利意欲が強くても気持ちが前面に出てこない選手もいた。普段からメンタルトレーニングを行っている選手は少なく、「心・技・体」のバランスを考えると、「技」に比べ、「心・体」への意識は低い。ジュニア世代の育成には、「技」ばかりでなく、「心・体」も併せ、バランス良いアスリート育成が必要である。
目先の勝利にこだわらず、長い目で競技生活を見守り、サポートしてやることが大切である。技術的には、膝の曲がる基本に沿ったストロークができる選手を育成したい。
また今後はベースラインプレーヤでも、ローボレーやスマッシュ等のプレーが習得できるよう努める、と共に、シングルスへの対応ができるよう、基本技術を習得させる。

謝辞

初日にはフィリップス社の成川憲司氏から、AEDを使用して救急救命のレッスンを受講した。緊急の場面で役立てば幸いである。
今回の合宿も、三重県連の北村会長さん、天野理事長さんにお世話いただき、行うことができました。日々のコート使用や必要物、弁当等、全般についても大変お世話になりました。
ありがとうございました。

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